【寸法表つき】蝶ネクタイの作り方|縫わない簡単版から結婚式で使える大人用まで
目次
結婚式やお子さまの発表会に向けて蝶ネクタイを手作りしようと思ったものの、
「裁縫が苦手で、縫わずに作れるのか分からない」
「大人用や子ども用は、布を何センチに切ればよいのか知りたい」
「手作りの蝶ネクタイを結婚式で着けても浮かないか不安」
このようなお悩みを持っていませんか?
蝶ネクタイは、自分に合う作り方を先に決め、寸法どおりに布を切れば、初めてでも形よく仕上がります。
本記事では、縫わない・手縫い・ミシンの選び方、大人用と子ども用の寸法表、リボンやフェルトで作る簡単な手順、布で仕立てる大人用の作り方を順に紹介します。
結婚式で着けるときの注意点まで押さえておけば、当日も安心して身に着けられます。
この記事でわかること
- 縫わない・手縫い・ミシンの3つの作り方の違いと選び方
- 布・リボン・フェルトなど材料ごとの特徴と、型崩れを防ぐ方法
- 型紙なしで使える大人用・子ども用・大きめの寸法表
- リボンやフェルトで作る縫わない蝶ネクタイの手順
- 布で仕立てる大人用の作り方と、ネクタイからのリメイク
- 結婚式で手作りの蝶ネクタイを着けるときの注意点
手作りの蝶ネクタイは3つの作り方から選ぶ

冒頭で挙げた悩みに答える前に、まずはどの作り方で蝶ネクタイを作るかを決めます。
針も糸も使わない方法からミシンで縫う本格的な方法まであり、最初に決めておくと材料選びや準備の時間で迷わずに済みます。
この章では、作り方を選ぶための判断材料として次の3点を整理します。
- 縫わない・手縫い・ミシンの違いを比較
- 裁縫をしたことがなくても作れるのか
- 蝶ネクタイの形はスタンダード・ポインテッド・垂れつきの3種類
作り方と形の組み合わせが決まれば、あとの章で紹介する材料や寸法もすぐに選べます。
自分の裁縫経験と使う場面を思い浮かべながら読み進めてください。
縫わない・手縫い・ミシンの違いを比較
蝶ネクタイの作り方は、縫わない・手縫い・ミシンの3通りに分けると選びやすくなります。
3つの方法で、かかる時間や仕上がりのきれいさ、向いている場面が大きく変わるためです。
| 作り方 | 主な道具 | 時間の目安 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 縫わない | リボン、両面テープ、ボンド | 10分前後 | 子どものイベント |
| 手縫い | 針と糸、接着芯 | 30分〜1時間 | 発表会、写真撮影 |
| ミシン | ミシン、接着芯 | 15〜30分 | 結婚式、長く使う1本 |
例えば、一度きりのイベントなら縫わない方法で十分ですが、結婚式で写真に残る場合は縫って作ったほうが形が長持ちします。
使う場面の格に合わせて、作り方の手間を決めましょう。
裁縫をしたことがなくても作れるのか
裁縫をしたことがない方でも、蝶ネクタイは作れます。
蝶ネクタイは本体を中央で絞るだけのシンプルな構造なので、縫う工程を接着や結びに置き換えられるからです。
Yahoo\!知恵袋には「裁縫は苦手というかやった事無いんですが」と前置きしたうえで、4歳の息子のためにミッキー風の蝶ネクタイを作りたいという相談が寄せられています。
初めてでも作りたい人は多く、リボンを折って中央を巻くだけの方法なら、ハサミと両面テープだけで完成します。
針と糸に自信がない方は、この記事で紹介する縫わない作り方から始めましょう。
出典:Yahoo\!知恵袋「ミッキー風な蝶ネクタイを作りたい」
蝶ネクタイの形はスタンダード・ポインテッド・垂れつきの3種類
手作りする蝶ネクタイの形は、スタンダード・ポインテッド・垂れつきの3種類から選ぶのが基本です。
形によって裁断する布の形や量が変わるので、作り始める前に決めておく必要があるからです。
| 形 | 特徴 | 難しさ |
|---|---|---|
| スタンダード | 長方形の布を中央で絞った定番の形 | やさしい |
| ポインテッド | 羽の先がとがった大人っぽい形 | ややむずかしい |
| 垂れつき | 中央の下に布が垂れる華やかな形 | ふつう |
手芸メディアのnunocoto fabricでは、スタンダードのできあがりを縦4.5cm×横9cm、ポインテッドを縦5cm×横13cmとして紹介しています。
初めて作るなら、長方形の布で作れるスタンダードを選ぶと失敗が少なくなります。
蝶ネクタイを作る前にそろえる材料と道具

前の章で作り方と形が決まったら、次は材料と道具をそろえます。
蝶ネクタイは使う材料によって、仕上がりの印象も作業の手間も変わります。
この章では、材料選びで迷いやすい次の3点を紹介します。
- 布・リボン・フェルトは仕上がりと手間で選ぶ
- 柔らかいサテン生地は接着芯で形を保つ
- 首に留めるパーツはゴム・アジャスター・クリップから選ぶ
とくに首に留めるパーツは、着け心地や着け外しのしやすさに影響しやすい部分です。
材料をそろえる前に一通り目を通しておくと、買い忘れや買い直しを防げます。
布・リボン・フェルトは仕上がりと手間で選ぶ
蝶ネクタイの材料は、布・リボン・フェルトの中から、求める仕上がりと手間のバランスで選びます。
布は形の自由度が高い反面、縫う工程が必要で、リボンやフェルトは切りっぱなしで使える分、仕上がりの格は控えめになるためです。
| 材料 | 長所 | 注意点 |
|---|---|---|
| 布 | 柄や素材を自由に選べる | 縫う工程が必要 |
| リボン | 端の処理が不要 | 幅で大きさが決まる |
| フェルト | 切ってもほつれない | カジュアルな印象 |
例えば、結婚式なら光沢のあるサテンやシルク、子どもの普段使いなら色柄が豊富な綿のオックス生地が扱いやすい素材です。
仕上がりを重視するなら布、手軽さを重視するならリボンかフェルト、と考えると選びやすくなります。
柔らかいサテン生地は接着芯で形を保つ
サテンのような柔らかい生地で作るときは、裏に接着芯を貼ってから作り始めましょう。
薄く柔らかい生地は、中央で絞ったときに羽の部分が垂れてしまい、蝶ネクタイらしい張りが出にくいからです。
Yahoo\!知恵袋では、サテンで作りたい人から「布がしっかりしていないので形がきれいにならないと思う」という相談があり、回答では接着芯を貼ってから作る方法がすすめられています。
接着芯は手芸店や100均で手に入り、アイロンで貼るだけで布に張りが出ます。
柔らかい布を選んだときほど、接着芯をひと手間として加えるのが形よく仕上げる近道です。
出典:
Yahoo\!知恵袋「蝶ネクタイの作り方を教えてください!布はサテンです」
首に留めるパーツはゴム・アジャスター・クリップから選ぶ
首に留めるパーツは、ゴム・アジャスター・クリップの3つから、着ける人と場面に合わせて選びます。
留め具によって着け外しのしやすさが変わり、合わないものを選ぶと当日に苦しくなったり外れたりするからです。
| 留め具 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ゴム | 伸びて着け外しが簡単 | 子ども |
| アジャスター | 長さを細かく調整できる | 大人、結婚式 |
| クリップ | 襟元に挟むだけ | 首を締めたくない人 |
例えば、ブラザーのリメイク手順では、10mm幅のゴム45cmを中心布に通し、首回りに合わせて結んでいます。
大人が襟の下に通すならアジャスター、子どもや手軽さ重視ならゴムを選ぶと失敗がありません。
出典: ブラザー「ミシン初心者にもおすすめのリメイクレシピ《ネクタイ→蝶ネクタイ》」
型紙なしで作れる蝶ネクタイの寸法表

前の章で材料がそろったら、次は布を切るための寸法を決めます。
スタンダードな蝶ネクタイは長方形の布を組み合わせるだけなので、型紙をダウンロードしなくても、寸法さえ分かれば作り始められます。
この章では、寸法に関する次の3点を紹介します。
- 大人用・子ども用の裁断サイズ早見表
- 首回りの長さは手持ちのシャツから測る
- 大きめの蝶ネクタイは寸法をどう変えるか
寸法は定規とチャコペンで布に直接書き込めば、紙の型紙を作る手間も省けます。
作りたいサイズを決めてから、布を切る前の確認用として使ってください。
大人用・子ども用の裁断サイズ早見表
型紙を用意しなくても、次の寸法で布を切ればスタンダードな蝶ネクタイを作れます。
本体は布を半分に折って縫い、表に返す作り方なので、できあがりの大きさに縫い代1cmを足して裁断すればよいためです。
| サイズ | できあがり | 本体布 | 中心布 |
|---|---|---|---|
| 子ども用 | 9cm×4.5cm | 11cm角 | 5cm×4cm |
| 大人用 | 12cm×6cm | 14cm角 | 6cm×5cm |
| 大きめ | 14cm×7cm | 16cm角 | 7cm×6cm |
この寸法は、ブラザーのリメイク手順(本体布12cm角・縫い代1cm)とnunocoto fabricのできあがりサイズを参考に、本記事で割り出した目安です。
迷ったら大人用で一度作り、鏡で顔とのバランスを見て調整しましょう。
首回りの長さは手持ちのシャツから測る
大人用の首ベルトの長さは、当日着るシャツの首回りサイズを基準に決めます。
蝶ネクタイはシャツの襟の下を通して留めるため、首を直接測るよりも、襟の内側の長さに合わせたほうが着けたときに締めつけにくいからです。
例えば、ワイシャツの襟の内側に「39」と表示されていれば首回りは39cmなので、重なりや留め具の分として5cmほど足し、44cm前後で首ベルトを作ります。
表示が見当たらない場合は、第一ボタンを留めた状態で、ボタンの中心からボタン穴の中心までをメジャーで測ってください。
アジャスターを付ければ数センチの誤差は調整できるので、長めに作っておくと安心です。
大きめの蝶ネクタイは寸法をどう変えるか
大きめの蝶ネクタイを作るときは、作り方は同じまま、本体布を縦横同じだけ大きくします。
片方だけを大きくすると羽が細長くなったり寸詰まりになったりして、蝶ネクタイらしい形が崩れてしまうためです。
Yahoo\!知恵袋でも「蝶ネクタイの大きいバージョンも同じ作り方でできますか?」という質問があり、回答は希望のサイズに合わせて寸法を計算すればよいというものでした。
例えば、大人用の本体布14cm角を縦横2cmずつ広げて16cm角にし、中心布も1cmずつ広げます。
大きくするほど羽が垂れやすくなるので、接着芯もあわせて使いましょう。
出典:Yahoo\!知恵袋「蝶ネクタイの作り方を教えてください!布はサテンです」
縫わない蝶ネクタイの簡単な作り方

前の章の寸法表で大きさが決まったら、いよいよ作っていきます。
まずは、裁縫が苦手な方でも取り組みやすい、針も糸も使わずに作れる縫わない蝶ネクタイの手順を紹介します。
この章で取り上げるのは次の3点です。
- リボンを折って作る手順
- フェルトで作る手順
- 縫わない蝶ネクタイを当日まで崩さないコツ
縫わない作り方は、イベントの前日でも間に合うのが大きな魅力です。
接着した部分の扱い方さえ押さえれば、見た目は縫って作ったものと比べても見劣りしにくく仕上がるので、気軽に試してみてください。
リボンを折って作る手順
リボンで作る蝶ネクタイは、輪にしたリボンの中央を細いリボンで巻くだけで完成します。
リボンは端がほつれにくく、幅がそのまま蝶ネクタイの縦の長さになるので、裁断や縫う工程を省けるからです。
1\. 幅4〜5cmのリボンを約25cm切り、両端を中央で重ねて輪にし、両面テープで留める
2\. 同じリボンをもう1本、少し短く切って同様に輪にし、1本目の後ろに重ねる
3\. 中央を指でつまんでひだを寄せ、細いリボンを2〜3周巻いて裏で接着する
4\. 裏側にゴムやクリップを付ける
リボンを2段に重ねると立体感が出て、手作りらしさが目立ちにくくなります。
まずは手元にあるリボンで1つ試作してから、本番用を作りましょう。
フェルトで作る手順
フェルトで作る蝶ネクタイは、蝶の形に切り抜いて中央を巻くだけなので、小さな子どもと一緒に作れます。
フェルトは切り口がほつれず、適度な厚みがあるため、芯を入れなくても形が保てるからです。
1\. フェルトに横10cm×縦5cm程度の蝶の形を描き、2枚切り抜く
2\. 2枚を重ね、中央を指でつまんでひだを寄せる
3\. 幅2cmほどに切ったフェルトを中央に巻き、裏でボンドかグルーガンで留める
4\. 裏側に安全ピンやゴムを付ける
フェルトは100均でも多くの色がそろうため、発表会の衣装の色に合わせやすいのも利点です。
左右の羽の大きさがずれやすいので、1枚を半分に折って切り、左右対称にしてから使いましょう。
縫わない蝶ネクタイを当日まで崩さないコツ
縫わない蝶ネクタイを当日まで崩さないためには、接着剤を選び、乾く時間を十分にとることが大切です。
縫わない作り方は接着した部分だけで形を支えているので、接着が弱いと着けている途中で中央の布がほどけてしまうからです。
| 接着の方法 | 強さ | 向いている材料 |
|---|---|---|
| 両面テープ | 弱め | 紙、薄いリボン |
| 布用ボンド | ふつう | 布、フェルト |
| グルーガン | 強い | 厚手のリボン、フェルト |
例えば、ボンドで留めた場合は前日の夜に作って一晩置き、当日の朝に中央を軽く引っ張ってはがれないか確かめます。
持ち運ぶときは平たい箱に入れて、羽がつぶれないようにすると形を保てます。
大人用の蝶ネクタイを布で作る手順

前の章では縫わない作り方を紹介しましたが、結婚式で長く使いたい方には布で仕立てる方法がおすすめです。
ここでは、寸法表にある大人用の寸法を使い、本格的な蝶ネクタイを作る手順を紹介します。
この章で解説するのは次の4点です。
- 本体(羽の部分)を作る
- 中心布を作って本体を絞る
- 首ベルトをつけて仕上げる
- 使わないネクタイを蝶ネクタイにリメイクする
手縫いでもミシンでも手順は同じなので、手持ちの道具に合わせて進めてください。
作業を工程ごとに分けておけば、1日で全部作りきれなくても途中から再開できます。
本体(羽の部分)を作る
本体は、14cm角の布を中表に半分に折り、返し口を残して縫ってから表に返します。
最初に本体の形をきれいに作っておくと、あとで中央を絞ったときに左右の羽が均等に広がるからです。
1\. 布の裏に接着芯をアイロンで貼る
2\. 中表に半分に折り、返し口を4cmほど残して縫い代1cmで縫う
3\. 角の縫い代を斜めに切り落とし、返し口から表に返す
4\. 目打ちで角を出し、返し口をまつり縫いで閉じてアイロンで整える
ブラザーの手順でも、本体布を中表で半分に折り、返し口を残して縫い代1cmで縫う方法が紹介されています。
角をていねいに出すかどうかで仕上がりの印象が変わるので、アイロンまでしっかりかけておきましょう。
出典:ブラザー「ミシン初心者にもおすすめのリメイクレシピ《ネクタイ→蝶ネクタイ》」
中心布を作って本体を絞る
中心布は、6cm×5cmの布を細長く折って筒状にし、本体の中央に巻いて留めます。
中心布は蝶ネクタイの顔になる部分で、ここの幅がそろっていないと全体がゆがんで見えるからです。
1\. 中心布の両端を内側に1.5cmずつ折り、さらに半分に折って細長くする
2\. 本体の中央を山・谷・山のM字にたたみ、ひだを寄せる
3\. 中心布を本体の中央に巻き、裏側で端を重ねてまつり縫いで留める
例えば、ひだを寄せたあとに一度糸で中央をぐるぐると巻いて固定しておくと、中心布を巻くときにひだが崩れません。
ひだの数と深さを左右でそろえることを意識すると、市販品のような形に近づきます。
首ベルトをつけて仕上げる
首ベルトは、シャツの首回りに5cmを足した長さで作り、中心布の裏に通して固定します。
ベルトを本体に直接縫い付けず中心布に通すことで、首に着けたときに本体が正面でまっすぐ安定するからです。
1\. 幅3cm×長さ(首回り+5cm)の布を、両端を内側に折ってから半分に折り、縫って幅1.5cmのベルトにする
2\. 片端にアジャスターの金具、もう片端にフックを付ける
3\. 中心布の裏側にベルトを通し、ずれないように数か所縫い留める
アジャスターの金具は手芸店や通販で「蝶ネクタイ用金具」として販売されています。
仕上げにシャツの襟の下に通して着けてみて、本体が傾かないか鏡で確かめておくと安心です。
使わないネクタイを蝶ネクタイにリメイクする
着なくなったネクタイは、ほどいて布として使えば蝶ネクタイにリメイクできます。
ネクタイの生地はもともと張りがあり、首元に合う色柄で作られているので、布を一から選ばなくても格好よく仕上がるからです。
ブラザーの手順では、ネクタイ1本をほどいてアイロンで折り目を伸ばし、本体布12cm×12cm・中心布6cm×5cmに裁断しています。
ネクタイの幅や長さにもよりますが、同手順では1本から3個ほど作れると紹介されています。
思い出のあるネクタイを使えば、父親のネクタイから新郎の蝶ネクタイを作るといった演出にもつながります。
捨てられずにいるネクタイがあれば、布を買う前にまず活用を考えてみましょう。
出典:¥ブラザー「ミシン初心者にもおすすめのリメイクレシピ《ネクタイ→蝶ネクタイ》」
子ども用の蝶ネクタイを作るときのポイント

前の章で紹介した大人用の作り方は、子ども用にもそのまま応用できます。
ただし、子どもが着ける場合は、大きさだけでなく安全性や着け外しのしやすさにも気を配る必要があります。
この章では、子ども用ならではのポイントとして次の2点を紹介します。
- 子ども用は首ゴムで着け外しを楽にする
- 発表会やリングボーイなど場面に合わせた色と素材
子どもは式やイベントの途中で蝶ネクタイを嫌がって外すことも少なくありません。
本人が気に入って着け続けられるかどうかまで考えて作ると、当日に慌てずに済みます。
子ども用は首ゴムで着け外しを楽にする
子ども用の蝶ネクタイは、首ベルトをゴムにして、頭からかぶれるようにするのがおすすめです。
小さな子どもはアジャスターやフックを自分で扱えず、着け外しのたびに大人の手が必要になるためです。
例えば、寸法表の子ども用(できあがり9cm×4.5cm)で本体を作り、幅1cmほどのゴムを30〜35cmで輪にして中心布の裏に通します。
ゴムはきつすぎると首が苦しくなるので、子どもの首に巻いて指が1本入るくらいの余裕を残して長さを決めましょう。
シャツの襟の下に隠れる位置で着ければ、ゴムが見えても気になりにくくなります。
着けてすぐに嫌がる子もいるので、本番の前に一度着けて慣れさせておくと当日がスムーズです。
発表会やリングボーイなど場面に合わせた色と素材
子ども用の蝶ネクタイは、着ける場面に合わせて色と素材を変えると、衣装全体がまとまります。
同じ形でも、素材の光沢や色の濃さで改まった印象にもカジュアルな印象にも振れるからです。
| 場面 | おすすめの色 | 素材 |
|---|---|---|
| リングボーイ | 白、新郎とそろえた色 | サテン |
| 発表会・入学式 | 黒、紺、えんじ | サテン、ウール |
| 誕生日・クリスマス | 赤、チェック柄 | 綿、フェルト |
例えば、リングボーイなら新郎の蝶ネクタイと同じ布で作るとおそろいになり、写真にも残る演出になります。
迷ったら紺か黒を1本作っておくと、どの場面にも合わせやすいでしょう。
親族として子どもと結婚式に出る場合の服装は、こちらの記事で立場別に整理しています。合わせてご覧ください。
▼関連記事
【立場別早見表】結婚式の親族の服装は何を着る?両家で格を揃える決め方
結婚式で手作りの蝶ネクタイを使うときの注意点

ここまで紹介してきた作り方で仕上げた蝶ネクタイは、結婚式で着けると個性が出せるアイテムです。
一方で、結婚式は改まった場なので、合わせるシャツや時間帯について迷う方も少なくありません。
この章では、結婚式で着けるときに迷いやすい次の3点を整理します。
- 普通のシャツに手作りの蝶ネクタイを合わせてもよいか
- 昼の結婚式で蝶ネクタイをつけてもよいか
- ゲストとして着けるなら色と柄を控えめにする
新郎として着ける場合とゲストとして着ける場合では、気をつけるポイントが異なります。
自分の立場に当てはまるところから確認してください。
普通のシャツに手作りの蝶ネクタイを合わせてもよいか
ゲストとしてスーツに着けるなら、普通のシャツ(レギュラーカラー)に手作りの蝶ネクタイを合わせても差し支えないと考えられます。
蝶ネクタイを襟先の折れたウィングカラーシャツと合わせるのは、主に正礼装のタキシードを着る場合の考え方だからです。
Yahoo\!知恵袋にも「ウィングカラー以外の普通のシャツに蝶ネクタイはアリですか?」という質問があり、迷う人が多いことがうかがえます。
新郎のタキシードにはウィングカラー、ゲストのスーツにはレギュラーカラーと考えると判断しやすくなります。
出典:Yahoo\!知恵袋「ウィングカラー以外の普通のシャツに蝶ネクタイはアリですか?」
新郎の衣装をレンタルで用意する場合は、下記の記事で料金相場と選び方を紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。
▼関連記事
結婚式のスーツレンタルで失敗しない選び方|料金相場とおすすめ店舗
昼の結婚式で蝶ネクタイをつけてもよいか
昼の結婚式でも、蝶ネクタイを着けて参列すること自体は問題になりにくいと考えられます。
正式な礼装の考え方では、蝶ネクタイを合わせるタキシードは夜の装いと説明されることがある一方で、国内の結婚式では時間帯よりも衣装全体の雰囲気で選ばれる場面も多いと考えられるためです。
Yahoo\!知恵袋には「蝶ネクタイはマナーとして朝はよろしくないとお聞きしたのですが結婚式が午後の2時から」という相談があり、時間帯のマナーを気にする人がいることが分かります。
格式を重んじる式場や親族の集まりで気になる場合は、事前に新郎新婦や式場の衣装担当に確認しておくと安心です。
出典:Yahoo\!知恵袋「結婚式に蝶ネクタイはしていいのですか??」
ゲストとして着けるなら色と柄を控えめにする
ゲストとして手作りの蝶ネクタイを着けるなら、色と柄を控えめにして、新郎より目立たないことを意識しましょう。
結婚式の主役は新郎新婦なので、ゲストの装いが華やかすぎると、写真や会場で主役より目を引いてしまうからです。
| 選び方 | おすすめ | 避けたいもの |
|---|---|---|
| 色 | 黒、ネイビー、シルバー | 白一色、派手な原色 |
| 柄 | 無地、小さなドット | キャラクター柄 |
| 素材 | サテン、シルク | フェルト |
例えば、白は新郎の装いと重なりやすいため、ゲストは避けたほうが無難です。
手作りらしさは、色を落ち着かせたまま生地の織り柄や形で出すと場になじみます。
参列時の服装や当日の流れは、別記事で初めての人向けに整理しました。こちらもぜひチェックしてみてください。
▼関連記事
結婚式に参列するときの基本マナー|初めてでも当日の流れから服装まで迷わない
蝶ネクタイの作り方に関するよくある疑問

ここまでで、蝶ネクタイの作り方から結婚式で着けるときの注意点まで紹介してきました。
最後に、作り始める前によく寄せられる疑問をまとめて取り上げます。
この章で答えるのは次の3つです。
- 100均の材料だけで作れるのか
- 作るのにかかる時間はどのくらいか
- ウェルカムドールやペット用の小さな蝶ネクタイも作れるのか
材料の買い方や作業時間の見込みが分かると、イベントまでの準備の段取りが組みやすくなります。
気になる項目だけ拾い読みしても理解できるように、それぞれ独立した答えにしています。
100均の材料だけで作れるのか
縫わない作り方であれば、蝶ネクタイは100均の材料だけでも作れます。
リボン・フェルト・布用ボンド・グルーガン・ゴム・安全ピンなど、縫わない作り方に使う材料の多くは、100均の手芸コーナーでも見つかるためです。
例えば、幅の広いリボン、細いリボン、両面テープ、ゴムの4点があれば1本作れます。
一方で、結婚式で着ける大人用を布で作る場合、蝶ネクタイ用のアジャスター金具は100均では見つからないこともあるため、手芸店や通販で探すと確実です。
イベント用なら100均だけで、結婚式用なら金具だけ手芸店で買い足すと考えておきましょう。
作るのにかかる時間はどのくらいか
本記事の手順で作る場合、時間は縫わない方法なら10分前後、ミシンなら15〜30分を目安にしてください。
縫う工程や接着剤の乾燥にかかる時間が作り方によって違うため、同じ蝶ネクタイでも所要時間に差が出るためです。
例えば、nunocoto fabricではミシンで作る4種類の蝶ネクタイを、いずれも15分ほどで作れる作り方として紹介しています。
ただし、初めて作る場合は寸法を測ったり布を切ったりする準備に時間がかかるため、1時間ほど見ておくと慌てずに済みます。
接着剤を使う場合は乾燥の時間も考えて、イベントの前日までに仕上げておきましょう。
出典:nunocoto fabric「15分で作れるおめかし小物、蝶ネクタイの作り方4種」
ウェルカムドールやペット用の小さな蝶ネクタイも作れるのか
ウェルカムドールやペット用の小さな蝶ネクタイも、同じ作り方で寸法を小さくすれば作れます。
蝶ネクタイの形は大きさが変わっても構造が同じなので、本体布と中心布を同じ比率で縮めれば形が崩れないためです。
例えば、ウェルカムドールなら、できあがり横5cm×縦2.5cmを目安に、本体布を7cm角、中心布を3cm×3cmで切ります。
小さくなるほど縫うのが難しくなるので、フェルトやリボンで作る縫わない方法が向いています。
ペット用は首輪に通せるように、ゴムではなくマジックテープや首輪通しのループを付けると、ペットの負担になりにくく安心です。
まとめ:蝶ネクタイは作り方を決めてから寸法どおりに作ろう

蝶ネクタイは、縫わない・手縫い・ミシンの中から自分に合う作り方を選び、寸法どおりに布を切れば、初めてでも形よく仕上がります。
本記事の要点は次のとおりです。
- 一度きりのイベントなら縫わない方法、結婚式で長く使うなら布を縫って作る
- 柔らかいサテン生地は接着芯を貼り、型崩れを防ぐ
- 大人用は本体布14cm角、子ども用は11cm角を目安に裁断する
- 子ども用は首ゴム、大人用はアジャスターで着け外しを楽にする
- 結婚式のゲストは色と柄を控えめにして、新郎より目立たないようにする
手作りの蝶ネクタイは、材料や色を選ぶところから楽しめるのが魅力です。
着ける日から逆算して作り方を決め、まずは手元の材料で1つ試作するところから始めてみてください。


