本文へスキップ
マイ準備リスト
顔合わせ・挨拶

【そのまま使える】結納の挨拶・口上例文|当日迷わない進め方

目次
  1. この記事でわかること
  2. 結納の挨拶を考える前に決めること
  3. 結納の流れに沿った挨拶・口上の例文
  4. 立場別に使える結納の挨拶例文
  5. 結納の口上で覚えておきたい決まり文句
  6. 当日に慌てないための挨拶準備
  7. 結納の挨拶でよくある質問
  8. まとめ|例文を土台に両家で流れを共有しよう

結納の日が近づき、
「始めと締めに何を言えばよいか分からない」
「新郎の父と本人のどちらが挨拶するのか決められない」
「決まり文句を間違えて相手方に失礼にならないか不安」

このようなお悩みを持っていませんか?

結納の挨拶は、形式と進行役を先に決め、場面ごとの短い口上を順番に用意すれば落ち着いて進められます。

この記事では、始めの挨拶から結納品・受書・結納返しの取り交わし、締めまで、そのまま使える例文を流れに沿って紹介します。
立場別の言葉や父親が不在の場合も確認できるため、両家で共有できる台本まで整えられます。

この記事でわかること

  • 結納の形式と挨拶する人の決め方
  • 始めから締めまでの口上例文
  • 新郎父・新婦父・本人別の挨拶
  • 「幾久しく」の意味と使い方
  • 忌み言葉や丸暗記を避ける準備方法
  • 親が不在、結納金のみなどケース別の対応

結納の挨拶を考える前に決めること

結納の挨拶を考える前に決めること

例文を選ぶ前に、まず両家で形式と役割を合わせておきましょう。
同じ「結納」でも、仲人が両家を行き来する正式結納と、一つの会場に集まる略式結納では、挨拶する人や順番が変わります。
この章では「正式結納と略式結納の違い」「誰が挨拶するか」「地域や家ごとの作法」を順番に確認します。

先に確認したいのは、次の3点です。

  • 正式結納と略式結納のどちらで行うか
  • 誰が進行役となり、口上を述べるか
  • 地域や家に受け継がれた作法があるか

例文を選ぶ前に土台を揃えると、両家で違う台本を用意する失敗を防げます。
まずは当日の形を一つずつ決めていきましょう。

正式結納と略式結納の違い

正式結納と略式結納では、両家が同席するかどうかが大きく異なります。
形式を取り違えると、用意した口上と当日の動きが合わなくなるためです。

形式当日の進め方主に挨拶する人
正式結納仲人が両家を行き来して結納品と受書を取り交わす仲人
略式結納両家が会場に集まり、その場で品を取り交わす新郎側の父親、または本人

現在よく選ばれる仲人なしの略式結納なら、本記事の例文を両家の状況に合わせて使えます。
正式結納は地域ごとの手順差が大きいため、結納品店や仲人へ確認し、その土地の作法を優先してください。

誰が挨拶するかを両家で決める

略式結納の進行役は、新郎側の父親が務める形が基本ですが、父親に限る必要はありません。
本人が進めても、新郎側の母親や親族が役を担っても、両家が納得していれば成立します。

大切なのは、当日まで役割を曖昧にしないことです。
次のように分担表を作ると迷いません。

  • 始めの挨拶:新郎の父親
  • 結納品を納める口上:新郎の父親
  • 受け取る返事:新婦の父親
  • 締めの挨拶:新郎の父親
  • ふたりのお礼:新郎新婦本人

父親が不在の場合は、この役名を母親・本人・親代わりの親族へ置き換え、台本にも名前を書いておきましょう。

地域や家ごとの作法を事前に確認する

結納は地域や家によって、結納品の数、結納返しの時期、口上の細部が変わります。
一般的な例文だけで進めると、一方の家が当然と思っていた作法と食い違うことがあるためです。

確認するときは、次の項目を両家へ同じように尋ねてください。

  • 結納品・結納金・受書の有無
  • 結納返しを当日に渡すか、後日にするか
  • 家族書や親族書を交換するか
  • 決まった言い回しや地域特有の品があるか

「一般的にはどうか」より「今回はどうするか」を決める話し合いにすると、どちらかの家を否定せず調整できます。
会場にも内容を伝え、飾る場所や進行補助の可否を確認しましょう。

結納の流れに沿った挨拶・口上の例文

結納の流れに沿った挨拶・口上の例文

形式と役割が決まったら、略式結納の流れに沿って口上を用意します。
結納では、長いスピーチよりも、誰が何を渡し、相手がどう受けたかを明確にする短い言葉が中心です。

基本の順番は次のとおりです。

  • 始めの挨拶
  • 結納品を納める
  • 受書を渡す
  • 結納返しを取り交わす
  • 婚約記念品を披露する
  • 締めの挨拶と本人たちのお礼

結納返しや記念品がない場合は、その工程を省いて構いません。
用意した物と台本の順番が一致しているかを確認しながら、例文を選んでください。

始めの挨拶

始めの挨拶では、集まってもらったことへのお礼と、これから結納を行うことを簡潔に伝えます。
新郎側の父親または本人が、全員が着席する前後に述べると進行が分かりやすくなります。

例文
「本日はお忙しいなかお集まりいただき、誠にありがとうございます。
ただ今より、○○家と○○家の結納の儀を執り行わせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします」

季節の挨拶を長く加える必要はありません。
本人が進行する場合は「私、○○が進行を務めます」と最初に添えると、次に誰の言葉を待てばよいかが両家に伝わります。

結納品を納めるときの口上

結納品を納める場面では、品を用意したことと、受け取ってほしい意思を言葉にします。
品物を手渡しするのではなく、飾り台や床の間などに整え、目録とともに相手側へ示してから口上を述べます。

例文
「このたびは、○○様と私どもの○○との婚約をご承諾いただき、誠にありがとうございます。
心ばかりではございますが、結納の品を取りそろえました。
幾久しくお納めください」

結納金のみの場合は「結納の品」を「結納のしるし」に変えると自然です。
金額を口上で読み上げる必要はなく、目録や金封の表記で確認できる形にします。

結納品を受け取るときの返事

新婦側は、品を確認したうえで、受け取る意思と感謝を伝えます。
「幾久しく」は、婚約と両家の縁が末永く続くよう願う決まり文句で、受け取る側の返事にも使われます。

例文
「ご丁寧な結納の品をありがとうございます。
幾久しくお受けいたします」

目録を確認する時間が必要なら、進行役が「どうぞお改めください」と声をかけてから、家族で内容を確かめます。
確認後に返事を述べれば、沈黙が続いても不自然ではありません。
受け取る人と目録を読む人を事前に決めておくと、当日の動きが滑らかになります。

受書を渡すときの口上

受書は、結納品を確かに受け取ったことを示す書面です。
新婦側が目録と品を確認したあと、新郎側へ差し出し、受領へのお礼とともに渡します。

例文
「ただ今、結納の品を幾久しくお受けいたしました。
こちらが受書でございます。
どうぞお納めください」

新郎側は「確かに受け取りました。
ありがとうございます」と返せば十分です。

受書に記す品目は、相手が持参する結納品と一致させる必要があります。
結納金だけの場合も、何を受け取るかを両家で事前に確認し、当日に初めて内容を知る状態を避けましょう。

結納返しを渡すときの口上

結納返しを同日に行う場合は、受書の取り交わしが終わってから、新婦側が返礼品を新郎側へ示します。
受け取った結納品への感謝を述べたうえで、返礼のしるしであることを伝えてください。

例文
「私どもからも、心ばかりではございますが、結納返しの品を用意いたしました。
幾久しくお納めください」

新郎側の返事は「ありがとうございます。
幾久しくお受けいたします」とします。

結納返しを後日にする地域や、腕時計などの婚約記念品を返礼とする家もあります。
当日に行わない場合は、台本からこの工程を外し、返礼の時期を別に共有しておきましょう。

婚約記念品を披露するときの口上

婚約指輪や時計などの記念品は、結納品の取り交わし後に披露すると、両家が婚約成立を見届けやすくなります。
品物の価格やブランドを説明する場ではなく、贈った事実と感謝を伝える場として進めましょう。

例文
新郎「婚約のしるしとして、○○さんに指輪を贈りました」
新婦「すてきな指輪をありがとうございます。
大切にいたします」

新婦側から返礼の時計などがある場合は、同じ流れで披露します。
指輪をその場で着ける演出をするか、あらかじめ身に着けて見せるかも、ふたりで決めて台本に記してください。

締めの挨拶と本人たちのお礼

すべての取り交わしが終わったら、進行役が婚約成立への喜びと、今後の付き合いを願う言葉で締めます。
その後に本人たちが両家へお礼を述べると、儀式から会食へ自然に移れます。

締めの例文
「本日は滞りなく結納の儀を執り行うことができ、誠にありがとうございました。
今後とも、両家末永くお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします」

本人たちのお礼
「本日は私たちのためにお集まりいただき、ありがとうございました。
これからふたりで支え合ってまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします」

会食が続く場合は「それでは、引き続き食事を楽しみください」と一言添えましょう。

立場別に使える結納の挨拶例文

立場別に使える結納の挨拶例文

同じ場面の口上でも、父親が述べるか、本人が述べるかで主語が変わります。
例文をそのまま使うときは、誰の立場から話す文章かを確かめることが大切です。

ここでは、よくある3つの担当別にまとめます。

  • 新郎の父親が進行する場合
  • 新婦の父親が受け答えする場合
  • 新郎新婦本人が進行・挨拶する場合

家族構成に合わせて担当を入れ替える場合も、主語と名前を直せば使えます。
両家の前で初めて声に出すのではなく、本人名を入れた完成文を用意して読み合わせてください。

新郎の父親が進行する場合

新郎の父親が進行する場合は、「私どもの○○」と息子を指し、両家を代表して儀式を進めます。
始め・結納品を納める口上・締めの3か所を担当すると役割が明確です。

例文
「本日はお時間をいただき、誠にありがとうございます。
このたび、○○様と私どもの○○との婚約をご承諾いただき、心より御礼申し上げます。
心ばかりではございますが、結納のしるしを用意いたしました。
幾久しくお納めください」

本人が一人息子でも「私どもの」を使えます。
家名を前面に出しすぎたくない場合は、「○○と△△様との婚約」と両者の名前を並べると自然です。

新婦の父親が受け答えする場合

新婦の父親は、結納品を受け取る返事と受書の受け渡しを担当します。
相手側への感謝を先に述べ、婚約を両家で祝う気持ちを続けると、儀礼的になりすぎません。

例文
「本日はこのようにご丁寧な結納の品をお持ちいただき、誠にありがとうございます。
ご厚意をありがたく、幾久しくお受けいたします。
ふたりが力を合わせて温かな家庭を築けるよう、私どもも見守ってまいります。
これから両家末永く、よろしくお願いいたします」

返事が長くなると取り交わしのタイミングを逃しやすいため、受領の言葉を述べてから受書を渡し、将来への言葉は締めに回しても構いません。

新郎新婦本人が挨拶する場合

両親に進行を頼まない場合は、新郎新婦本人が役割を分担できます。
家同士の儀式という表現を和らげたいカップルにも合い、両親は見守る側に回れます。

始めの例文
「本日は私たちのためにお集まりいただき、ありがとうございます。
ただ今より、両家の結納を始めさせていただきます。
私たちが進行いたしますので、よろしくお願いいたします」

締めの例文
「皆さまのおかげで、無事に婚約の日を迎えられました。
これからふたりで支え合い、両家のご縁を大切にしてまいります」

進行をどちらか一人に集中させず、説明と品の移動を分担すると落ち着いて進められます。

合わせて選びたい:婚約指輪 人気ブランドランキング 見てみる

結納の口上で覚えておきたい決まり文句

結納の口上で覚えておきたい決まり文句

結納には昔から使われる言い回しがありますが、すべてを古風な表現に揃える必要はありません。
意味を理解したうえで、核となる決まり文句だけを残すほうが、気持ちを込めて伝えられます。

押さえたいのは、次の3点です。

  • 「幾久しく」の意味と読み方
  • 日常の言葉に言い換えてよい範囲
  • お祝いの場で避けたい忌み言葉

難しい表現を増やすことより、両家が同じ意味で受け取れることが大切です。
言い慣れない言葉は事前に声に出し、自分たちに合う形へ整えましょう。

「幾久しくお受けいたします」の意味と読み方

「幾久しく」は「いくひさしく」と読み、末永く続くことを願う表現です。
結納では、婚約と両家の縁が長く続くよう願い、「幾久しくお納めください」「幾久しくお受けいたします」と対で使います。

受け取る側は、次の一文だけでも失礼にはなりません。

「ありがとうございます。
幾久しくお受けいたします」

「幾久しく」を「末永く」に言い換える例もありますが、結納らしい節目を残したい場合は、この決まり文句だけを覚えるとよいでしょう。
読み間違いを防ぐため、台本には漢字の横にふりがなを振っておくと安心です。

自分たちの言葉に言い換えてもよい

結納の口上は、一字一句を昔ながらの表現にしなくても構いません。
言い慣れない文章を無理に暗記すると、言葉が止まり、品を渡す動きまで分からなくなることがあるためです。

たとえば「目録の通り結納の品を持参いたしました」は、「心ばかりですが、結納の品を用意いたしました」と言い換えられます。
「ご笑納ください」は品によって意味が軽く聞こえるため、「お納めください」のほうが結納では使いやすい表現です。

ただし、両家のどちらかが正式な口上を重んじる場合は、その希望を先に確認してください。
決まり文句と日常語を混ぜ、全員が無理なく話せる台本に整えましょう。

忌み言葉を避ける

結納の挨拶では、別れや関係の終わりを連想させる忌み言葉を避けます。
婚約と両家の縁が続くことを祝う席なので、普段は問題のない言葉でも別の表現に置き換えると安心です。

避けたい言葉言い換え例
別れる・切れる新たな道を歩む・区切りを迎える
終わるお開きにする・結ぶ
戻る・返す改める・お渡しする
重ね重ね・再び心より・改めて

結納返しや受書など、儀式の名称として定着している言葉まで避ける必要はありません。
文章全体を点検し、不吉な連想を生む動詞だけを自然に置き換えてください。

当日に慌てないための挨拶準備

当日に慌てないための挨拶準備

例文が決まっても、当日の動きと結び付いていなければ、どのタイミングで話すか迷います。
口上だけの原稿ではなく、品を動かす人と次の動作まで入れた進行台本を用意しましょう。

ここでは「進行台本を両家で共有する」「口上は丸暗記せずメモを使う」「会場スタッフに進行を相談する」という3段階で準備を整えます。

  • 両家で進行台本を共有する
  • 読み上げ用のメモを作る
  • 会場スタッフと飾り方・進行を打ち合わせる

練習の目的は暗記ではなく、次の人へ自然に役割を渡すことです。
一度通してみるだけでも、受書を置く場所や記念品を出す順番など、文章だけでは気づかない不足が見つかります。

進行台本を両家で共有する

進行台本には、発言者・口上・動作を横並びで記します。
言葉だけを並べるより、どこで立つか、誰が目録を渡すかまで明確になり、当日の沈黙を防げるためです。

場面発言者動作
始めの挨拶新郎の父全員へ開始を伝える
結納品を納める新郎の父目録を新婦側へ示す
受領の返事新婦の父内容を確認して受書を渡す
締めの挨拶新郎の父両家へお礼を述べる
本人のお礼新郎新婦会食への案内をする

完成後は両家へ同じ版を送り、品の有無と担当者名が合っているかを確認してください。

口上は丸暗記せずメモを見てもよい

結納の口上は、丸暗記するより、読みやすいメモを用意して落ち着いて伝えるほうが確実です。
言葉を忘れないことに意識が向きすぎると、相手の顔を見たり、品を丁寧に扱ったりする余裕がなくなるためです。

メモは一枚に収め、次のように整えます。

  • 一文を短くして改行する
  • 人名と「幾久しく」にふりがなを付ける
  • 自分の出番を太字や印で示す
  • 動作を括弧書きで添える

最初と最後だけ相手を見て話し、途中は手元を確認して構いません。
完璧な暗唱より、両家に聞き取れる速さで丁寧に述べることを優先しましょう。

会場スタッフに進行を相談する

料亭やホテルで行う場合は、結納に対応した経験があるかを予約時に確認してください。
会場によっては、結納品を飾る台や毛氈を用意し、品を並べる時間や進行のきっかけまで支援してもらえます。

相談する内容は次のとおりです。

  • 結納品を事前に持ち込めるか
  • 飾り台・床の間・毛氈を使えるか
  • 個室を何分前から利用できるか
  • 進行役や写真撮影を頼めるか
  • 儀式後に会食へ移る流れ

大阪で会場選びから始める方は、下記の記事で顔合わせ向けの個室8選を予算・エリア別に紹介しています。結納に対応できる会場へ確認する際の候補探しに、ぜひ活用してください。

▼関連記事

大阪の顔合わせにおすすめの個室8選|予算・エリア別に紹介

結納の挨拶でよくある質問

結納の挨拶でよくある質問

基本の例文だけでは判断しづらい状況もあります。
父親や両親が不在のケース、結納金だけを取り交わすケースでは、一般的な形と違うことが不安になりやすいものです。
この章では「親が不在なら親代わりの親族に出てもらえるか」「受け取った結納金は式が終わるまでどこに置くか」「結納金だけを渡す場合の口上」「挨拶を間違えた場合」を扱います。

ここでは、次の疑問に答えます。

  • 親代わりの親族に出席してもらえるか
  • 受け取った結納金をどこに置くか
  • 結納金だけの場合に何と言うか
  • 挨拶を間違えたときにどう立て直すか

一つの正解に合わせるより、両家で決めた形を全員に共有することが大切です。
自分たちの状況に近い項目を確認してください。

親が不在なら親代わりの親族に出てもらってよい?

父親や両親が不在の場合、母親、本人、親代わりの伯父・伯母などに出席や進行をお願いできます。
父親がいなければ結納ができないという決まりはなく、本人と両家が納得する人を選べばよいためです。

たとえば、新婦の両親が不在で親代わりの伯母夫婦がいるなら、出席の希望を本人たちから尋ね、その結果を新郎側へ共有します。
本人だけで進める選択肢も含め、誰に節目を見守ってほしいかで決めましょう。

お願いするときは「家の代役をしてください」ではなく、「私たちの結納に出席していただけませんか」と伝えると、相手も役割を検討しやすくなります。

受け取った結納金は式が終わるまでどこに置く?

結納金は受け取ってすぐ鞄へしまわず、儀式が終わるまでは結納品と一緒に飾っておくと流れが整います。
金封を手から手へ渡すのではなく、台やお盆に載せて取り交わし、受書を返す方法が分かりやすいでしょう。

たとえば料亭なら、個室の床の間や用意された毛氈の上に金封を置き、締めの挨拶が済んでから新婦側の担当者が保管します。
飾る場所がない会場では、卓上の台を使えるか事前に相談してください。

会場ごとに設備や防犯上の扱いが異なるため、儀式後に誰が保管するかまで決めます。
会食中も人目のある場所へ置いたままにしないことが大切です。

結納金だけを渡す場合の口上は?

結納金だけを渡す場合も、始めの挨拶、結納のしるしを納める口上、受領の返事、締めの挨拶という基本は変わりません。
「結納品一式」という表現を避け、「結納のしるし」に置き換えると内容と合います。

渡す側の例文
「心ばかりではございますが、結納のしるしを用意いたしました。
幾久しくお納めください」

受け取る側の例文
「ご丁寧にありがとうございます。
幾久しくお受けいたします」

金封のみでも、受書を用意するか、結納返しをどうするかは両家で確認が必要です。
品数を省くことと、受領の確認を曖昧にすることは分けて考えましょう。

挨拶を間違えたらやり直すべき?

言葉を一部間違えても、最初からやり直す必要はありません。
「失礼いたしました」と短く添え、正しい言葉から続ければ十分です。
結納の目的は台本を間違えず読むことではなく、婚約と両家の縁を確認することにあります。

たとえば「お受けください」と「お納めください」が混ざっても、意味が伝わっていれば儀式が無効になるわけではありません。
言葉が止まったときはメモを見て、進行役が「それでは次に移ります」と流れを戻します。

言い直しを重ねるほど緊張が増すため、一度だけ整えて先へ進みましょう。
終わったあとに相手方へ改めてお礼を伝えれば、誠意は十分に届きます。

まとめ|例文を土台に両家で流れを共有しよう

まとめ|例文を土台に両家で流れを共有しよう

結納の挨拶は、難しい言葉を完璧に暗記するより、形式・担当者・品の順番を両家で揃えることが大切です。
略式結納なら、始めの挨拶、結納品と受書の取り交わし、締めの挨拶を基本に、結納返しや記念品の工程を加えます。

準備では、次の3点を確認してください。

  • 誰がどの口上を述べるか
  • 口上と品を動かす順番が合っているか
  • 地域や家ごとの希望を両家で共有できているか

「幾久しく」の意味を理解し、読み上げ用のメモと進行台本を用意すれば、当日は落ち着いて気持ちを伝えられます。
例文をそのまま使うだけでなく、本人名と両家の決め事を入れた完成版に整え、一度読み合わせて結納の日を迎えましょう。

比較ランキングを見る