【2026年最新】結婚式の余興アイデア|簡単に盛り上がる選び方と準備の流れ
目次
友人の結婚式で余興を頼まれたものの、
「何をすれば会場全体が盛り上がるのか分からない」
「人数も練習時間も限られていて、できることが思いつかない」
「練習にかかる費用やお礼のマナーが気になる」
このようなお悩みを持っていませんか?
結婚式の余興は、人数と準備期間に合うジャンルを選べば、特別な特技がなくても会場を楽しませられます。
本記事では、歌・ダンス・ムービー・ゲームなどのアイデアをジャンル別に紹介し、選び方や準備の流れ、費用負担やお礼、著作権の注意点まで解説します。
読み終えるころには、自分たちに合う余興を決めて準備に入れるはずです。
この記事でわかること
- 結婚式の余興の役割と時間・組数の目安
- 失敗しない余興の選び方
- 歌・ダンス・ムービーなどジャンル別のアイデア
- ゲスト全員が参加できるゲーム・クイズと景品の選び方
- 新郎新婦が自分たちで行う余興と、余興なしという選択肢
- 余興を頼まれたときの準備の流れと費用負担・辞退の考え方
- 避けたいNG例と音楽の著作権、お礼のマナー
結婚式の余興とは?役割と時間の目安

冒頭で紹介した悩みを解消するには、アイデアを探す前に、余興が披露宴の中でどんな役割を持つのかを押さえておくと内容を選ぶ基準がはっきりします。
この章では、余興の基本を次の3つの観点から整理します。
- 結婚式の余興とは何をするものか
- 余興の時間の目安
- 余興を頼む組数の考え方
役割と時間の感覚を先につかんでおけば、アイデア選びの段階で「長すぎる」「内輪向けすぎる」といった失敗を避けやすくなります。
頼まれた側も頼む側も、準備に入る前にここだけは確認しておきましょう。
結婚式の余興とは何をするもの?
結婚式の余興とは、披露宴の歓談中に友人や家族が歌・ダンス・ムービーなどを披露し、新郎新婦を祝う出し物のことです。
余興が大切にされるのは、初対面のゲスト同士でも同じものを見て笑ったり感動したりでき、会場に一体感が生まれるからです。
たとえば、新郎の職場の同僚と新婦の親族は、会話のきっかけがないまま食事を続けることも少なくありません。
そこへ新郎新婦の学生時代を再現したムービーが流れれば、双方のゲストが同じ場面で笑えます。
芸の上手さより、ゲストと新郎新婦をつなぐ時間になっているかを基準に内容を考えてみてください。
余興の時間は5〜10分が目安
余興の長さは、1組あたり5〜10分に収めることをおすすめします。
披露宴は乾杯やお色直し、手紙などの演出が詰まっており、1つの出し物が長引くと後ろの進行や食事の時間を削ってしまうためです。
見ている側の負担も見落とせません。
みんなのウェディングの相談コーナーには、ゲストとして参加した人の「余興の時間は見てないといけないから、トイレにも行けないし歓談も出来ない」という声が寄せられています。
同じ相談への回答には、長さよりも内容を絞る方が喜ばれるという意見が目立ちました。
練習の段階で必ず時間を計り、10分を超えそうなら構成を削りましょう。
出典:みんなのウェディング「余興を行うか、誰に頼むかで悩んでいます」
余興は何組に頼めばいい?
余興を頼む組数は、新郎側・新婦側で1組ずつ、合計1〜2組に絞ると進行に無理が出にくくなります。
組数が増えるほど準備や着替えの時間が重なり、歓談や写真撮影に使える時間が減ってしまうからです。
たとえば3組に10分ずつ頼むと、それだけで30分を使います。
お色直しの中座と重なれば、新郎新婦がゲストのテーブルを回る時間はほとんど残りません。
ゲストの数が多く、どうしても3組以上に頼みたい場合は、1組あたりの時間を5分程度に短くするか、ムービーとライブの出し物を組み合わせて入れ替えの手間を減らすと進行が落ち着きます。
失敗しない余興の選び方4つのポイント

余興の役割と時間の目安を押さえたら、次に具体的に何をするかを決める段階です。
選び方で押さえておきたいポイントは次の4つです。
- 新郎新婦の希望を最初に聞く
- ゲスト全員が分かる内容にする
- 人数と準備期間に合うものを選ぶ
- 会場の設備とルールを確認する
どれも当たり前に見えますが、実際の失敗の多くはこのどれかを飛ばしたことで起きています。
アイデア一覧を眺める前に、この4点を仲間内で共有しておくと話し合いがスムーズに進みます。
まず新郎新婦の希望を聞く
余興の内容を考える前に、新郎新婦がどんな雰囲気を望んでいるかを必ず確認しましょう。
披露宴全体の演出は新郎新婦とプランナーが組み立てており、余興だけが方向性の違う出し物になると浮いてしまうためです。
聞いておきたいのは、笑いと感動のどちらを求めているか、持ち時間、出番のタイミング、他の余興との重なりの4点です。
たとえば新郎新婦が「感動系の手紙のあとに入れたい」と考えているなら、にぎやかなダンスより歌やメッセージムービーの方が流れに合います。
サプライズで準備したい場合も、時間と出番だけは本人かプランナーに伝えておいてください。
ゲスト全員が分かる内容にする
余興は、新郎新婦を知らないゲストが見ても楽しめる内容にすることが大切です。
会場には上司や親族、年配のゲストも座っており、内輪のあだ名や学生時代の失敗談だけで構成すると、分かる人以外は置いていかれてしまうからです。
たとえば思い出を題材にする場合、エピソードの前に「大学のサークル仲間です」と関係性を一言添えるだけで、初めて見る人にも状況が伝わります。
クイズなら新郎新婦の好きな食べ物や初デートの場所など、誰でも推理できる問題にすると参加しやすくなるでしょう。
仲間内で笑えるかではなく、会場の後ろのテーブルに届くかで判断しましょう。
人数と準備期間に合うものを選ぶ
余興のジャンルは、集まれる人数と準備に使える期間から逆算して選びましょう。
ダンスや合唱のように全員で練習が必要なものは、日程が合わないと完成度が下がり、かえって本番で気まずい空気になるからです。
たとえば、人数と期間ごとに整理すると次のとおりです(本記事での目安)。
| 人数・期間 | 向いている余興 |
|---|---|
| 1〜2人・1か月未満 | 弾き語り、スピーチ、クイズ |
| 3〜5人・1〜2か月 | 歌、簡単なダンス、スケッチブックリレー |
| 6人以上・2か月以上 | 振付ダンス、合唱、ムービー制作 |
| 遠方の友人が多い | メッセージムービー |
集まる回数が少ないほど、個人で準備できる出し物を選ぶと失敗しにくくなります。
会場の設備とルールを確認する
内容の候補が決まったら、会場の設備と演出のルールをプランナー経由で確認しておきましょう。
ステージの広さや使える機材は会場ごとに異なり、当日になって「プロジェクターの端子が合わない」「クラッカーは禁止」と分かると、構成を組み直す時間がないからです。
確認しておきたい項目は次のとおりです。
- マイクの本数とスクリーン・プロジェクターの有無
- 動画データの形式と提出期限
- 着替えや待機ができる控室
- クラッカー・紙吹雪・火気など使えない小道具
とくにムービーは、会場の機材で事前に再生テストをしてもらうと安心です。
聞きにくいと感じても、確認を1度済ませておくだけで本番の不安がぐっと減ります。
簡単で盛り上がる余興アイデア6ジャンル

前の章で選び方の4つのポイントを押さえたら、それを当てはめながら具体的なアイデアを見ていきましょう。
この章では、結婚式の余興で取り入れやすい6つのジャンルを紹介します。
- 歌・合唱
- ダンス
- ムービー・メッセージ動画
- 楽器演奏・バンド
- マジック・漫才などのネタ系
- スケッチブックリレーなど珍しい余興
それぞれ準備の手間や盛り上がり方が違うため、前の章で整理した人数や準備期間と照らしながら読み進めてください。
同じジャンルでも工夫次第で雰囲気は大きく変わるので、組み合わせも検討してみましょう。
歌・合唱は選曲で雰囲気が決まる
歌の余興は、どの曲を選ぶかで会場の雰囲気がほぼ決まります。
同じ歌の出し物でも、アップテンポな曲なら手拍子が起きて盛り上がり、バラードなら新郎新婦へのメッセージとして感動を誘えるからです。
結婚式の余興で候補に挙がりやすい曲を、目的別に整理しました。
| 目的 | 曲の例 |
|---|---|
| 盛り上げたい | 「U.S.A.」DA PUMP/「マツケンサンバⅡ」松平健/「愛のメモリー」松崎しげる |
| 感動を届けたい | 「糸」中島みゆき/「虹」菅田将暉 |
| 女性グループで歌いたい | 「トリセツ」西野カナ/「恋」星野源 |
1人で歌う場合は、サビだけ会場に手拍子を促すなど、ゲストを巻き込む工夫を入れると間が持ちます。
ダンスは簡単な振付でも盛り上がる
ダンスの余興は、難しい振付でなくても全員の動きがそろっていれば十分に盛り上がります。
見ているゲストは技術の高さより、仲間がそろって新郎新婦のために踊っている姿に心を動かされるからです。
たとえば「ダンシング・ヒーロー」のバブリーダンスや「U.S.A.」は、曲を知っているゲストが多く、サビで自然に手拍子が起こりやすい定番です。
練習時間が取れない場合は、サビだけ振付をそろえ、それ以外は自由に体を揺らす構成にすれば、2〜3回の合同練習でも形になります。
途中で新郎新婦を呼び込んで一緒に踊ってもらうと、最後の見せ場も作れるでしょう。
ムービー・メッセージ動画は遠方の友人も参加できる
ムービーの余興は、会場に来られない友人も含めて参加できるのが大きな魅力です。
各自がスマートフォンで撮影した動画を集めて編集するため、全員が同じ日に集まらなくても完成させられるからです。
作り方の流れは、テーマを決め、1人10〜20秒ずつメッセージを撮ってもらい、つなぎ合わせてBGMを付けるのが基本になります。
新郎新婦の思い出の場所を訪ねて撮る再現ムービーや、映画の予告編風に仕立てたものも人気の型です。
編集が不安な場合は、プロの編集代行サービスを使う方法もあります。
完成したら会場の機材で一度再生テストをしてもらいましょう。
楽器演奏・バンドは感動系の余興に向く
ピアノやギター、バンドの演奏は、感動を届けたい場面に向いている余興です。
生演奏は録音の音源と違って会場の空気が静まり、ゲストが自然と聴き入る時間が生まれるからです。
たとえば、新婦の手紙の前後にピアノで二人の思い出の曲を弾くと、その後の演出への流れもきれいにつながります。
バンドで演奏する場合は、ドラムやアンプを持ち込めるか、電源の数は足りるかを会場に確認しておく必要があります。
楽器経験者が1人でもいれば、他のメンバーが歌やコーラスで加わる形にすると準備の負担を分けられるでしょう。
マジック・漫才などのネタ系は短く仕上げる
マジックや漫才、ものまねなどのネタ系は、3〜5分程度に短くまとめると成功しやすい余興です。
笑いは長く続けるほど外れたときの空気が重くなり、短い時間に見せ場を詰めた方が会場の反応を保ちやすいからです。
マジックなら、新郎新婦に選んでもらったカードが最後にケーキの中から出てくるなど、主役を巻き込んだ演出にすると盛り上がりが一段上がります。
漫才やコントでは、新郎新婦のなれそめを題材にすると内輪ネタになりにくく、初めて見るゲストにも伝わります。
ウケを狙いすぎず、最後は祝福の言葉で締めると後味よく終えられるはずです。
スケッチブックリレーなど珍しい余興
ほかのゲストとかぶりにくい余興を探しているなら、スケッチブックリレーや取扱説明書ムービーのような珍しい出し物がおすすめです。
歌やダンスに比べて取り入れる人が少ないうえ、メッセージ性が強く、見ているゲストにも内容が伝わりやすいからです。
スケッチブックリレーは、友人が1人ずつメッセージを書いたスケッチブックをめくっていき、最後に全員で「結婚おめでとう」と完成させる余興です。
取扱説明書ムービーは、新郎や新婦の癖や扱い方を家電の説明書風に紹介するもので、パートナーへの笑えるアドバイスとして喜ばれます。
どちらも練習より準備が中心なので、集まれる回数が少ないグループでも挑戦してみてください。
ゲスト全員参加型のゲーム・クイズ

前の章で紹介した歌やダンスは見せるタイプの余興でしたが、会場全体を巻き込みたいなら参加型のゲームやクイズが向いています。
この章では、次の5つを取り上げます。
- 新郎新婦クイズ
- テーブル対抗ゲーム
- ビンゴ・じゃんけん大会
- 格付けチェック・謎解きなどの珍しいゲーム
- 景品の選び方と予算
参加型の余興は、見ているだけのゲストをつくらない点が最大の強みです。
一方で説明が長くなると盛り上がりが冷めるため、ルールの伝え方にも注目して読んでみてください。
新郎新婦クイズは誰でも答えられる問題にする
新郎新婦クイズは、初対面のゲストでも推理できる問題で作ると盛り上がります。
内輪の人しか知らない答えばかりだと、一部のテーブルだけが正解を重ね、ほかのゲストは参加している実感を持てないからです。
たとえば「新婦が初デートで選んだお店は、イタリアン・焼肉・ラーメンのどれ?」のような3択にすると、知らない人も直感で答えられます。
スマートフォンで回答できるクイズアプリを使えば、集計や正解発表もその場で画面に映せます。
問題数は5問前後に絞り、最後の1問だけ新郎新婦の本音が分かる問題にすると、会場の空気が温かくまとまるでしょう。
テーブル対抗ゲームで会場を一体にする
テーブル対抗ゲームは、知らない人同士が同じテーブルで協力できるため、ゲスト全員参加の余興として取り入れやすい方法です。
チーム戦にすると自然と相談や会話が生まれ、席次で分かれたゲスト同士の距離が縮まるからです。
ジェスチャーゲームや、新郎新婦の写真を見て撮影場所を当てるゲーム、テーブルごとに乾杯の掛け声を競う企画などが代表例です。
結果発表のときに優勝テーブルへ新郎新婦から景品を手渡してもらうと、写真撮影の機会も生まれます。
説明はスクリーンに映したルールを1枚だけ用意し、30秒で伝わる内容に絞ってから始めましょう。
ビンゴ・じゃんけん大会は準備が少なく済む
準備にかけられる時間が少ないなら、ビンゴやじゃんけん大会が最も手軽な参加型の余興です。
ルールを説明する必要がほとんどなく、年齢を問わず誰でもすぐに参加できるからです。
じゃんけん大会は、新郎新婦と会場全員が一斉にじゃんけんをし、勝ち残った人に景品を渡すだけで成立します。
ビンゴはゲストが多いほど決着まで長引きやすいので、リーチの人を立たせて一気に進めるなどの工夫をしておくと安心です。
いずれも景品が盛り上がりを左右するので、目玉になる景品を1つ用意しておくと最後まで会場の熱が続きます。
格付けチェック・謎解きなど珍しいゲーム
ほかの結婚式で見かけないゲームを取り入れたい場合は、格付けチェックや謎解きのような珍しい企画を検討してみましょう。
テレビ番組でおなじみの形式や物語性のある企画は、説明が短くても参加者がすぐに内容を理解できるからです。
たとえば格付けチェックは、高級なワインと手頃なワインを飲み比べて当ててもらうなど、会場の料理や飲み物を使って実施できます。
謎解きは、テーブルごとに配った問題を解くと新郎新婦からのメッセージが現れる仕掛けにすると、感謝を伝える演出にもつながります。
どちらも会場の協力が必要になるため、準備に入る前にプランナーへ相談しておくと安心です。
景品の選び方と予算の目安
景品は、目玉を1つ決めて、残りは誰がもらっても困らない品でそろえると選びやすくなります。
すべてを高価な品にすると予算が膨らみますが、全部が安価な品だと当たったときの盛り上がりが小さくなるからです。
選ぶ際の考え方を整理すると次のとおりです。
| 順位 | 選び方の例 |
|---|---|
| 1等 | テーマパークのチケット、家電、体験型ギフトなど話題になる品 |
| 2〜3等 | カタログギフト、ちょっと良い食品や日用品 |
| 参加賞・ブービー賞 | お菓子の詰め合わせ、笑いを誘うおもしろグッズ |
景品の費用を新郎新婦とゲストのどちらが持つかは、企画の段階で決めておいてください。
持ち帰りやすいよう、大きな品は目録にして当日は封筒だけ渡すと喜ばれます。
新郎新婦が自分たちで行う余興・演出

前の章で紹介したゲームやクイズは新郎新婦が主催することもできますが、ほかにも友人に余興を頼まず、自分たちで会場を盛り上げる方法があります。
この章では、次の4つの選択肢を紹介します。
- ふたりで行うダンス・演奏
- ゲストへのプレゼント演出
- 余興なしで歓談を充実させる選択肢
- 2人・1人しか頼めないときの考え方
ゲストに準備の負担をかけたくない、頼める人数が少ないといった事情がある場合に役立つ内容です。
友人への依頼と組み合わせることもできるので、自分たちに合う形を探してみてください。
ふたりで行うダンス・演奏
新郎新婦が自分たちで余興をするなら、ふたりで踊るダンスや演奏が取り入れやすい演出です。
主役が自ら出し物をすると、ゲストへの感謝の気持ちがそのまま伝わり、会場に温かい笑いが生まれるからです。
ゼクシィが紹介している実例には、ふたりでダンスを披露した演出や、新郎が考えたオリジナルカクテルをゲストに振る舞った演出が挙がっています。
得意なことがあれば、それを生かすのが近道です。
ダンスなら、お色直し後の再入場に合わせて披露すると衣装も見せられます。
1〜2分の短い披露から考えると準備を進めやすいでしょう。
出典:ゼクシィ「余興のお願いは不要♪ ”ふたり発信”で盛り上がった演出実例12」
ゲストへのプレゼント演出
新郎新婦からゲストへ贈り物をする演出は、余興を頼まなくても会場を盛り上げられる方法です。
もてなされる側だったゲストが主役になる瞬間が生まれ、贈られた本人だけでなく周囲のテーブルも一緒に喜べるからです。
たとえば、その月が誕生日のゲストをサプライズで祝ったり、ゲストの間でプレゼントを回していき音楽が止まったところで持っていた人に贈るプレゼントリレーをしたりする方法があります。
どちらも準備は新郎新婦とプランナーで完結するため、友人に負担をかけずに済みます。
ゲストに喜んでもらいたい気持ちを形にしたい方は、取り入れてみてはいかがでしょうか。
余興なしで歓談を充実させる選択肢
余興を入れずに、歓談や写真撮影の時間を長く取る披露宴も選択肢の1つです。
ゲストが食事や会話をゆっくり楽しめるうえ、新郎新婦も各テーブルを回ってひとりひとりと話す時間を確保できるからです。
余興がないと物足りなさを心配する方もいますが、テーブルごとのフォトラウンドや、ゲストの席に置いたメッセージカードを読む時間を設けると、会場が静かになりすぎません。
料理にこだわってシェフの実演を入れるなど、食事そのものを演出にする方法もあります。
余興は必須ではないので、ゲストとの時間を何に使いたいかを基準に選びましょう。
2人・1人しか頼めないときはどうする?
余興を頼める友人が2人や1人しかいない場合は、人数に頼らない形式を選ぶか、無理に頼まないという判断が現実的です。
少人数だと注目が集中し、頼まれた側の負担が大きくなるからです。
みんなのウェディングの相談には、3人に頼む予定が1人の欠席で2人になり、「大変だったり心細いのではと、頼むのを躊躇しています」という新婦の声がありました。
回答にも、2人での余興はつらかったという経験談が並びます。
こうした場合は、スピーチやメッセージムービー、クイズの司会役など、2人でも成立する役割をお願いする形に切り替えると引き受けてもらいやすくなります。
出典:みんなのウェディング「余興を行うか、誰に頼むかで悩んでいます」
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前の章で紹介した新郎新婦側の選択肢に続いて、ここからは友人から余興を頼まれた側に向けて、引き受けてから本番までの進め方を解説します。
取り上げるのは次の5つです。
- 新郎新婦との打ち合わせ
- 構成づくりと練習
- 会場・プランナーとの最終確認
- 練習の場所代や小道具代の負担
- 辞退・縮小したくなったときの伝え方
準備の流れを先に把握しておくと、仕事や家庭の予定と練習日程を調整しやすくなります。
お金や辞退のように言い出しにくい話も、早めに考えておくと関係をこじらせずに済みます。
新郎新婦と打ち合わせて方向性を決める
余興を引き受けたら、できるだけ早い段階で新郎新婦と打ち合わせをして方向性を決めましょう。
内容や人数を決めないまま時間がたつと、練習日程の調整や衣装の準備が間に合わなくなるからです。
打ち合わせで決めておきたい項目は次のとおりです。
| 決めること | 確認のポイント |
|---|---|
| 持ち時間と出番 | 何分か、どの演出の前後か |
| 雰囲気 | 笑い重視か、感動重視か |
| メンバー | 誰に声をかけるか |
| サプライズの範囲 | 新郎新婦にどこまで内容を伝えるか |
たとえば、プランナーの連絡先も教えてもらっておくと、以降の確認を直接進められます。
構成を決めて本番と同じ形で練習する
構成が固まったら、本番と同じ立ち位置・時間配分で通し練習をしておきましょう。
部分ごとの練習だけでは、入退場や小道具の受け渡しでもたつき、本番で思わぬ間が空いてしまうからです。
たとえば、1か月前までに構成と役割分担を決め、2〜3週間前からは通しで練習し、毎回ストップウォッチで時間を計ります。
マイクを持つ人や最初の挨拶をする人も、このときに決めておくと当日慌てません。
動画を撮って見返すと、立ち位置の重なりや声の小ささに気づけます。
練習で出来上がった形を本番でそのまま再現できれば、緊張していても大きく崩れることはないでしょう。
1週間前までに会場・プランナーと最終確認
本番の1週間前までに、会場やプランナーと最終確認を済ませておきましょう。
音源や動画の提出期限、機材の使い方は会場ごとに決まっており、直前の変更には対応できないことがあるからです。
確認しておきたいのは、音源・動画の提出方法、マイクの本数、控室の場所、当日の集合時間と出番の合図の4点です。
ムービーを使う場合は、会場の機材で音が出るか、画面の比率が崩れないかまでテストしてもらうと安心です。
当日は早めに会場入りし、スタッフに挨拶をして出番の段取りを1度すり合わせてから本番に臨んでください。
練習の場所代や小道具代は誰が払う?
練習のスタジオ代や小道具・衣装代は、引き受けた時点で誰が負担するかを決めておくのが一番のトラブル防止策です。
あとから切り出すと「お金の話をするのは気が引ける」と感じ、納得できないまま支払いを続けることになりやすいからです。
Yahoo\!知恵袋には、夫婦から演奏を頼まれた人が「カラオケにしろ、スタジオにしろ、なぜか普通に折半」と悩む相談が寄せられていました。
回答には、頼んだ側が場所代を持つのが自然だという意見が見られます。
打ち合わせのときに「練習場所代はどうする?」と軽く確認しておきましょう。
出典:Yahoo\!知恵袋「結婚式の余興について練習費用について、誰が支払うのかという質問です」
引き受けたあとで辞退・縮小したくなったら
引き受けたあとに事情が変わった場合は、気づいた時点ですぐ新郎新婦に相談することが大切です。
連絡が遅れるほど代わりの演出を用意する時間がなくなり、新郎新婦の負担が大きくなってしまうからです。
仕事の繁忙期や体調、妊娠・出産などで準備が難しくなることは珍しくありません。
辞退を伝えるときは、「楽しみにしていたけれど、準備を十分にできそうにない」と理由を添え、できる範囲の代案を出すと関係がこじれにくくなります。
たとえば、全員でのダンスは難しくてもメッセージムービーなら参加できる、といった縮小案です。
形を変えてでも祝福したい気持ちを伝えれば、新郎新婦も前向きに受け止めてくれるでしょう。
余興で避けたいNGと音楽の著作権

前の章で準備の流れが分かったところで、練習に入る前に内容面で気をつけたい点も確認しておきましょう。
この章では、次の3つを解説します。
- 内輪ネタ・過度ないじり
- 忌み言葉・過去の恋愛の話題
- 市販曲を使う場合の著作権の手続き
どれも悪気なく起きやすい失敗で、仲間内で盛り上がって台本を作るほど見落としやすくなります。
とくに著作権は知らないまま準備を進めると、直前に曲を差し替えることになりかねないため、ムービーや演奏を予定している方は必ず目を通してください。
内輪ネタ・過度ないじりは避ける
余興では、一部の人にしか分からない内輪ネタや、新郎新婦を傷つけるいじりは避けましょう。
仲間内では笑える話でも、親族や職場のゲストには事情が伝わらず、新郎新婦が恥ずかしい思いをする場面になりかねないからです。
たとえば、学生時代の失敗談をそのまま再現したり、新郎を過度に下げる寸劇をしたりすると、上司や両親の前で気まずい空気が流れます。
下品なネタや露出の多い衣装も、年配のゲストの受け止め方を考えると控えた方が無難です。
迷ったときは、新郎新婦の両親が見て笑える内容かどうかで判断すると失敗を防げます。
忌み言葉・過去の恋愛の話題に注意
スピーチや歌詞、ムービーのテロップでは、忌み言葉や過去の恋愛の話題を避けることがマナーです。
結婚式は縁起を大切にする場であり、別れや再婚を連想させる言葉は、年配のゲストや親族が気にすることがあるからです。
たとえば、代表的な忌み言葉と言い換えは次のとおりです。
| 避けたい言葉 | 言い換えの例 |
|---|---|
| 別れる・切れる | 「お開き」「新たな出発」 |
| 終わる | 「結びとなる」 |
| 重ね重ね・たびたび | 「あわせて」「改めて」 |
元恋人の話題や、新郎新婦の過去の交際を匂わせる演出も避けてください。
台本を作ったら、メンバー以外の人に一度読んでもらうと見落としに気づきやすくなります。
市販曲を使うムービーは著作権の手続きが必要
余興ムービーに市販のCDや配信の音源を使う場合は、著作権の手続きが必要になります。
楽曲を映像に収録することは「複製」にあたり、権利者の許可が要るからです。
結婚式の音楽の手続きを代行する一般社団法人 音楽特定利用促進機構(ISUM)は、会場で上映する映像への市販音源の収録を対象に含め、申請は式場などのブライダル事業者を通すとしています。
個人は直接申請できません。
生演奏にも演奏権の手続きがあると案内されています。
曲が決まったらプランナーに曲名を伝え、使えるか確認してもらいましょう。
出典:一般社団法人 音楽特定利用促進機構(ISUM)「よくある質問」
余興のお礼とプロに頼む場合

ここまで余興の準備と注意点を見てきましたが、本番を終えたら、引き受けてくれた人へのお礼を忘れずに伝えることが大切です。
この章では、新郎新婦側に向けて次の3つを解説します。
- 余興をしてくれた友人へのお礼の渡し方
- お礼の金額・品物の考え方
- プロや芸人に余興を頼む方法
お礼の気持ちがきちんと伝われば、時間とお金をかけて準備してくれた友人との関係もより深まります。
友人に頼むのが難しい場合に備えて、プロへの依頼方法もあわせて確認しておきましょう。
余興をしてくれた友人へのお礼の渡し方
余興をしてくれた友人へのお礼は、当日か、結婚式から1週間以内を目安に渡しましょう。
準備に時間やお金をかけてくれた相手に対し、感謝をすぐに伝えることで気持ちが伝わりやすくなるからです。
当日に渡す場合は、両親や受付係に預けておき、披露宴の後に手渡してもらう方法がよく使われます。
当日が慌ただしい場合は、後日食事に誘って直接渡したり、手書きのメッセージを添えて郵送したりしても失礼にはあたりません。
どの方法を選ぶにしても、「準備も含めて本当にありがとう」と一言添えることを忘れないでください。
お礼の金額・品物の目安
お礼の金額は、余興の準備にかかった実費を上回ることを基準に考えると失敗しません。
衣装代や練習の場所代を友人が負担しているのに、それを下回るお礼では、感謝よりも負担が残ってしまうからです。
たとえば、3人のメンバーがそれぞれ3,000円の衣装を用意していたなら、1人あたりそれ以上の品物を選ぶと考えます。
品物は、カタログギフトや少し良いお菓子、ペアで使える食器など、相手の好みに左右されにくいものが選びやすいでしょう。
現金を渡す場合は、のし袋に「御礼」と書いて包みます。
準備にかけてもらった手間まで思い浮かべて、金額と品物を決めてください。
プロ・芸人に余興を頼む方法
友人に頼むのが難しい場合は、式場の提携業者やキャスティング会社を通してプロに依頼する方法があります。
マジシャンや歌手、芸人などのプロは短い時間で会場を盛り上げる構成に慣れており、ゲストに準備の負担をかけずに済むからです。
たとえば、依頼先ごとの特徴は次のとおりです。
| 依頼先 | 特徴 |
|---|---|
| 式場の提携業者 | 会場の設備や進行を把握しており、打ち合わせが少なく済む |
| キャスティング会社 | 芸人・歌手・パフォーマーなど選択肢が広い |
| 個人で活動するパフォーマー | 費用の相談がしやすい |
費用は演者の知名度や移動距離によって大きく変わるため、複数の見積もりを取って比べてから決めましょう。
結婚式の余興に関するよくある質問

ここまで、余興の選び方から準備、お礼までを一通り解説しました。
ここでは、それらの章で扱いきれなかった細かな疑問をまとめます。
取り上げるのは次の2つです。
- 余興のときの服装・衣装
- 余興の最初の挨拶
どちらも本番直前になって迷いやすいポイントです。
準備の最終段階で見返せるよう要点を絞って解説しますので、衣装選びや台本づくりの参考にしてください。
困ったときは新郎新婦やプランナーにも相談しながら決めていきましょう。
余興のときの服装・衣装はどうする?
余興の衣装は、披露宴の雰囲気を壊さない範囲で、メンバーの色や小物をそろえるのがおすすめです。
全員の見た目に統一感があると、同じグループだとひと目で分かり、ステージ上での見栄えが良くなるからです。
たとえば、女性グループならパーティードレスの色をそろえる、男性ならネクタイやポケットチーフの色を合わせるといった方法なら、着替えをせずに済みます。
コスプレや派手な衣装に着替える場合は、露出を控え、控室と着替えのタイミングを事前に会場へ確認しておいてください。
履き慣れない高いヒールはダンスで転ぶ原因になるため、動きやすい靴を選ぶと安心です。
余興の最初の挨拶は何を話す?
余興の最初の挨拶では、新郎新婦との関係と、これから何をするかを短く伝えましょう。
初めて見るゲストにとっては、誰が何のために出てきたのかが分かるだけで、出し物を楽しむ準備が整うからです。
たとえば「新婦の大学時代のダンスサークルの仲間です。
今日は二人のためにダンスを用意してきました。
どうぞ手拍子でご参加ください」のように、30秒程度で済ませるのが理想です。
冒頭に「本日はおめでとうございます」とお祝いの言葉を添えると、会場の注目も自然と集まります。
面白い挨拶を狙うより、関係と内容がはっきり伝わるかを優先して考えてみてください。
まとめ

結婚式の余興は、特別な特技がなくても、新郎新婦とゲストをつなぐ時間になっていれば十分に喜ばれます。
大切なのは、次のポイントを押さえることです。
- 1組あたり5〜10分に収め、新郎新婦の希望を最初に聞く
- 人数と準備期間に合うジャンルを選び、会場の設備を確認する
- 参加型のゲームやクイズは、誰でも答えられる内容にする
- 練習費用の負担や辞退は、早めに率直に相談する
- 市販曲を使うムービーは、プランナーに著作権の手続きを確認する
頼まれた側も頼む側も、無理のない形を選ぶことが成功への近道です。
本記事のアイデアと準備の流れを参考に、ふたりとゲストが心から楽しめる余興を形にしてください。


