本文へスキップ
マイ準備リスト
マナー・しきたり

【早見表つき】慶弔両用の袱紗は紫が基本|色と向きで迷わない選び方

目次
  1. この記事でわかること
  2. 慶弔両用の袱紗とは?結婚式とお葬式の両方で使える1枚
  3. 慶弔両用の袱紗の色は紫が基本
  4. 慶弔両用の袱紗の種類と形
  5. 慶弔両用の袱紗の使い方と向き
  6. 慶弔両用の袱紗の選び方|女性・男性・おしゃれで選ぶ基準
  7. 慶弔両用の袱紗はどこで買う?
  8. 慶弔両用の袱紗に関するよくある疑問
  9. まとめ:慶弔両用の袱紗は濃い紫の1枚から始めよう

結婚式やお葬式の予定が入り、袱紗を探し始めたものの、
「慶弔両用と書かれていれば何色でも使えるのか分からない」
「結婚式とお葬式で向きをどう変えるのか自信がない」
「1枚で済ませてよいのか、2枚そろえるべきか決められない」

このようなお悩みを持っていませんか?

慶弔両用の袱紗は、紫を選んで開く向きだけ切り替えれば、1枚でどちらの場面にも対応できます。
本記事では、色別の早見表、形の種類、慶事と弔事の向きの違い、男女別の選び方、購入先までを順に整理しました。
読み終えたときには、自分に合う1枚を迷わず選び、当日も落ち着いて使える状態になります。

この記事でわかること

  • 慶弔両用の袱紗の意味と、慶事用・弔事用との違い
  • 紫が基本になる理由と、色別の使い分け早見表
  • 金封ふくさ・包むタイプ・リバーシブルの違い
  • 結婚式とお葬式で変わる開く向きと渡し方
  • 女性・男性別の選び方と、おしゃれな袱紗の線引き
  • 100均や通販など購入先ごとの特徴

慶弔両用の袱紗とは?結婚式とお葬式の両方で使える1枚

慶弔両用の袱紗とは?結婚式とお葬式の両方で使える1枚

冒頭で挙げた疑問に答える前に、まずは慶弔両用の袱紗がどのようなものかを確認します。
袱紗(ふくさ)は、ご祝儀袋や香典袋を包んで持ち運ぶための布です。
なかでも慶弔両用の袱紗は、お祝いの場とお悔やみの場のどちらにも持っていける色と形でつくられており、この章では次の3点を整理します。

  • 慶弔両用の読み方と意味
  • 慶事用・弔事用・慶弔両用の違い
  • 袱紗を使う理由

最初に言葉の意味を押さえておくと、売り場や通販の商品名を見たときに迷いにくくなります。
色や形の話に入る前の土台として読み進めてください。

慶弔両用の読み方と意味

慶弔両用は「けいちょうりょうよう」と読み、お祝いごと(慶事)とお悔やみごと(弔事)の両方に使えるという意味です。
慶は結婚式や出産祝いなどの喜びごと、弔は通夜や葬儀、法事などを指す言葉のためです。

例えば、商品名に「慶弔両用ふくさ」とあれば、友人の結婚式にも親族の葬儀にも同じ1枚を持参できるようにつくられています。
似た表記の「慶弔兼用」「冠婚葬祭用」も、同じ意味で使われる言葉です。
売り場ではこれらの表記を目印に探すと、両方に使えるものを見つけやすくなります。

慶事用・弔事用・慶弔両用の違い

3つの違いは、おもに色と柄にあります。
慶事は明るい暖色、弔事は落ち着いた寒色を使うのが一般的で、場面に合わない色は相手への配慮を欠いて見えるためです。

種類おもな色使える場面
慶事用赤・朱・ピンク・オレンジなどの暖色結婚式・お祝い
弔事用紺・グレー・深緑などの寒色通夜・葬儀・法事
慶弔両用紫どちらにも使える

例えば、ピンクの袱紗を葬儀に持っていくことはできず、反対に濃いグレーを結婚式で出すと沈んだ印象になります。
年に数回しか出番がない方は、まず慶弔両用を1枚用意しておくと、急な知らせにも同じ袱紗で対応できます。

袱紗を使う理由

袱紗を使うのは、金封を汚れや折れから守り、相手への礼を形にするためです。
ご祝儀袋や香典袋は水引や角が崩れやすく、バッグにそのまま入れると移動中に傷みやすいという事情があります。

例えば、雨の日にバッグの中で水引が曲がったり、内ポケットで袋の角が折れたりすると、受付で差し出すときに目立ってしまいます。
袱紗に包んでおけば、取り出すまで袋をきれいな状態に保てます。

袋を守る道具であり、気持ちを丁寧に届けるための1枚と考えると、用意する意味がはっきりします。
慶弔両用なら、その役目を結婚式でもお葬式でも同じ袱紗に任せられます。

慶弔両用の袱紗の色は紫が基本

慶弔両用の袱紗の色は紫が基本

ここまでで、慶弔両用は色によって成り立っていることを確認しました。
続いて、いちばん迷いやすい色の選び方を見ていきます。
1枚で両方に使うなら紫を選ぶのが基本で、この章では次の4点を整理します。

  • 紫が慶弔どちらにも使える理由
  • 色別に見る使い分けの早見表
  • 濃い紫と薄紫の選び方
  • 紫以外の「慶弔両用」表記の扱い

とくに4つ目は、購入したあとに気づいて不安になる方が多い部分です。
買う前に目を通しておくと、選び直す手間を減らせます。

紫が慶弔どちらにも使える理由

紫は、慶事と弔事のどちらでも失礼にあたらない色とされています。
古くから位の高い色として扱われてきた歴史があり、お祝いの場でもお悔やみの場でも品位を損なわないと受け止められてきたためです。

実際に、葬儀の解説を行う小さなお葬式も、紫は慶弔の両方で使えるため1枚用意するなら紫がよいと案内しています。
暖色は慶事、寒色は弔事と分かれるなかで、どちらにも寄らない位置にあるのが紫です。
1枚だけ用意するなら、色は紫から選ぶと場面を問わず使えます。

出典:小さなお葬式「葬式で使用する袱紗(ふくさ)とは?袱紗の包み方と渡し方」

色別に見る慶事・弔事での使い分け早見表

袱紗の色は、暖色か寒色か紫かで使える場面が分かれます。
色そのものが、お祝いかお悔やみかを相手に伝える役割を持つと考えられているためです。

色結婚式など慶事葬儀など弔事位置づけ
濃い紫○○慶弔両用の基本
薄紫・藤色○△慶事寄り
紺△○弔事向き
グレー△○弔事向き
緑(深緑)△○弔事向き
黒△○弔事の印象が強い
水色△△寒色だが明るく、判断が分かれる
えんじ・赤・ピンク○×慶事用

例えば、紺の袱紗は葬儀ではそのまま使えますが、結婚式では弔事を連想させると受け取る方もいます。
△の色は地域や年代で受け止め方が分かれるため、迷ったら○が2つ並ぶ濃い紫を選ぶのが確実です。

濃い紫と薄紫はどちらを選ぶか

1枚で両方に使うなら、濃い紫を選ぶのが無難です。
薄紫や藤色は華やかに見える分、葬儀の場では明るく映ることがあるためです。

例えば、喪服の黒と並んだときに、濃い紫は沈んで見えますが、淡い藤色は手元だけ浮いて見える場合があります。
お仏壇のはせがわも、慶弔両用の色として濃い紫を挙げています。

出典:お仏壇のはせがわ「香典を入れる袱紗(ふくさ)とは?形や色の種類、包み方、渡し方を解説」

反対に、結婚式で濃い紫が地味に見える心配はほとんどなく、ご祝儀袋の白と金銀の水引がかえって映えます。
結婚式での出番が多く華やかさを優先したい方は薄紫、どちらにも備えたい方は濃い紫と、使う場面の比率で決めましょう。

「慶弔両用」と書かれた紺やグレーは結婚式で使えるのか

紺やグレーの袱紗は、慶弔両用と表示されていても、結婚式では紫ほど安心して使える色とはいえません。
寒色は弔事の色という受け止め方が根強く、表示と慣習にずれがあるためです。

Yahoo\!知恵袋には、袱紗を「慶弔両用ということで購入しました」という方が、基本は紫だと知って不安になった相談があります。
回答は、慶事ではハンカチで代用すればよいという意見と、両用で問題ないという意見に分かれていました。
すでに持っている場合は、親しい友人の式なら使い、上司や親族の式では紫を用意すると安心です。

出典:

Yahoo\!知恵袋「ふくさの色について」

慶弔両用の袱紗の種類と形

慶弔両用の袱紗の種類と形

色が決まったら、次に選ぶのは形です。
袱紗は大きく「挟むタイプ」と「包むタイプ」に分かれ、慶弔両用として売られているものにはリバーシブルもあります。
前章の色とあわせて判断できるよう、この章では次の4点を取り上げます。

  • 金封ふくさ(挟むタイプ)
  • 包むタイプ(爪付き・台付き・風呂敷)
  • リバーシブルタイプ
  • 包む金額と形の合わせ方

形によって、使いやすさも向きの切り替えやすさも変わります。
自分が使う場面を思い浮かべながら読むと、合う形を絞り込めます。

金封ふくさ(挟むタイプ)は初めての1枚に向いている

初めて袱紗を買うなら、金封ふくさが扱いやすい選択です。
二つ折りのケースに袋を差し込むだけで、包み方を覚える必要がないためです。

例えば、受付の列に並びながら片手でバッグから出し、開いて袋を取り出すまでの動作が数秒で済みます。
通販の売り場でも、慶弔両用の商品は金封ふくさが多く並んでいます。

略式にあたる形ですが、友人や同僚の結婚式、一般的な葬儀への参列であれば十分に役目を果たします。
包み方に自信がない方は、まず金封ふくさから選ぶと当日の不安を減らせます。

包むタイプ(爪付き・台付き・風呂敷)は改まった席に向いている

包むタイプは、格式を重んじる場面に向いた正式な形です。
1枚の布で金封を包む昔ながらの形で、開く所作そのものが丁寧に見えるためです。

形特徴
風呂敷タイプ正方形の布のみで、たためば小さくなる
爪付き留め具の爪があり、包みがほどけにくい
台付き袋をのせる台があり、形が崩れにくい

例えば、台付きには台の表と裏で色が異なるものがあり、結婚式では暖色の面、葬儀では寒色の面を上にして使い分けます。
親族として参列する式や、高額を包む場面が多い方は、紫の包むタイプを1枚持っておくと改まった席でも困りません。

リバーシブルタイプは裏返して色を使い分ける

リバーシブルタイプは、表と裏で色が異なり、場面に合わせて裏返して使う袱紗です。
慶事用の色と弔事用の色を1枚にまとめることで、紫以外の色でも両方に対応できるようにつくられているためです。

例えば、片面がピンク、もう片面がグレーの商品なら、結婚式ではピンクを外側に、葬儀ではグレーを外側にして使います。
裏返すと開く向きも入れ替わるつくりのものがあり、向きで迷いにくい点も利点です。

使う前に、外側に出ている色がその日の場面に合っているかを必ず確かめてください。
結婚式では華やかな色を持ちたい方は、紫1色よりリバーシブルが合っています。

包む金額と袱紗の形を合わせる

袱紗の形は、包む金額に合わせて選ぶ考え方があります。
金額が大きいほど金封も豪華になり、釣り合う格の袱紗がふさわしいとされるためです。

小さなお葬式は、1万〜3万円なら金封袱紗、3万円以上なら爪付きや台付きなどを目安に挙げています。
リクルート ブライダル総研の調査では、友人へのご祝儀は平均3.0万円でした(首都圏で挙式・披露宴を行った『ゼクシィ』読者・ネット会員への郵送調査、友人分の回答294件)。
友人の式が中心なら、金封ふくさ1枚で足ります。

出典:

小さなお葬式「葬式で使用する袱紗(ふくさ)とは?袱紗の包み方と渡し方」

リクルート ブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」首都圏(p.220)

友人に包む金額で迷っている方は、ケース別の考え方を下記の記事で整理しています。合わせてご覧ください。

▼関連記事

【早見表つき】友達の結婚式のご祝儀は3万円が基本|1万・2万はあり?ケース別の正解を解説

慶弔両用の袱紗の使い方と向き

慶弔両用の袱紗の使い方と向き

ここまでで、袱紗の色と形を選ぶ基準がそろいました。
続いて、当日の使い方を確認します。

慶弔両用の袱紗は、同じ1枚でも結婚式とお葬式で開く向きを逆にして使います。
ここでは、前章までに選んだ袱紗を実際に使う場面に沿って、次の4点を順に説明します。

  • 結婚式(慶事)での向き
  • お葬式(弔事)での向き
  • 刺繍やワンポイントがある袱紗の扱い
  • 受付での渡し方

向きは一度覚えてしまえば難しくありません。
覚え方のコツもあわせて紹介するので、当日の朝に見返す用途にも使ってください。

結婚式(慶事)は右開きで使う

結婚式では、袱紗を右開きにして使うのが一般的です。
お祝いごとは右へ開くのが習わしとされ、向きを合わせることが礼儀にかなうと考えられているためです。

お仏壇のはせがわは、慶事用の金封ふくさについて、開いたときにポケットが左側にくる向きで持つと説明しています。
左手にのせて右手でフタを右へめくると、左側のポケットにご祝儀袋が見える形です。
包むタイプは、左、上、下、右の順にたたむと右開きになります。

出典:

お仏壇のはせがわ「香典を入れる袱紗(ふくさ)とは?形や色の種類、包み方、渡し方を解説」

迷ったら「お祝いは右へ開く」と覚え、家を出る前に一度開いて向きを確かめておきましょう。

お葬式(弔事)は左開きで使う

お葬式では、結婚式とは逆の左開きにします。
弔事は慶事と反対の向きにすることで、お祝いごとと区別する意味があるとされるためです。

同じくはせがわの解説では、弔事用は開いたときにポケットが右側にくる向きで持つとされています。
無地の金封ふくさなら、結婚式で使った向きから上下を逆さに持ち替えるだけで左開きになります。
包むタイプの場合は、右、下、上、左の順にたたむと左開きに仕上がります。

出典:お仏壇のはせがわ「香典を入れる袱紗(ふくさ)とは?形や色の種類、包み方、渡し方を解説」

「お祝いは右、お悔やみは左」と対で覚えておくと、どちらの場面でも迷いません。
香典袋を入れたら、受付に向かう前に左へ開くかどうかを一度確かめておきましょう。

刺繍やワンポイントがある袱紗は向きを変えられるのか

片側だけに刺繍やワンポイントが入った金封ふくさは、慶弔両用には不向きです。
向きの切り替えは上下を返して行うので、上下のある柄はどちらかの場面で逆さになるためです。

Yahoo\!知恵袋にも、「慶事用と弔事用で開く向きが違うという事を知りました」と書き出し、刺繍があると向きを変えられないのではと尋ねる相談があります。
回答では、風呂敷タイプか刺繍のないものを選ぶ案が支持されていました。

出典:Yahoo\!知恵袋「袱紗について質問いたします」

刺繍入りをすでに持っている方は、柄が正しく見える場面だけで使いましょう。
これから買うなら、無地か全体に柄が入ったもの、または風呂敷タイプを選べば向きの問題は起きません。

受付ではたたんだ袱紗の上にのせて渡す

受付では、袱紗から金封を取り出し、たたんだ袱紗の上にのせて差し出します。
袱紗を台の代わりにすることで、直接手渡すより丁寧な所作になるとされるためです。

1\. 受付の前で袱紗を開き、金封を取り出す
2\. 袱紗をたたみ、その上に金封をのせる
3\. 相手から表書きが読める向きに回し、両手で差し出す

例えば、結婚式では「本日はおめでとうございます」、葬儀では「このたびはご愁傷さまです」と一言添えます。
慶弔どちらも流れは同じなので、向きだけ切り替えれば対応できます。

結婚式の受付での動きを細かく知りたい方には、並ぶ間の準備から添える言葉まで順に追った記事があります。こちらもぜひチェックしてみてください。

▼関連記事

【当日でも間に合う】ご祝儀の渡し方 受付の流れ・言葉・ふくさなしの代用まで

合わせて選びたい:婚約指輪 人気ブランドランキング 見てみる

慶弔両用の袱紗の選び方|女性・男性・おしゃれで選ぶ基準

慶弔両用の袱紗の選び方|女性・男性・おしゃれで選ぶ基準

使い方まで分かったところで、自分に合う1枚の選び方に進みます。
慶弔両用の袱紗は長く使うものなので、持つ人の荷物や好みに合っているかどうかが使い続けやすさを左右します。
この章では、性別とデザイン、素材という次の4つの視点で整理しました。

  • 女性の選び方
  • 男性の選び方
  • おしゃれ・かわいい袱紗の線引き
  • 素材と価格帯

男女兼用の無地を選べば、夫婦や家族で1枚を共有する使い方もできます。
誰がどの場面で使うかを思い浮かべながら、当てはまる項目から読み進めてください。

女性はバッグに収まる大きさと控えめな柄で選ぶ

女性が慶弔両用の袱紗を選ぶときは、フォーマルバッグに収まる大きさかどうかを先に確認しましょう。
結婚式用の小ぶりなバッグは容量が限られ、袱紗が入らずサブバッグに回すことになりやすいためです。

例えば、金封ふくさは縦20cm、横12cm前後のものが多く、購入前に手持ちのバッグの内寸と比べておくと失敗を防げます。
柄は、無地か、同系色の糸で入った小花や地紋程度にとどめると弔事でも浮きません。

大きさと柄の2点を押さえれば、あとは好みの質感や色味で選んでも場面を選ばず使えます。
迷ったときは、いちばん小さいバッグに入るかを基準にしてください。

男性は無地の濃い紫と薄さで選ぶ

男性には、無地で濃い紫の金封ふくさが合わせやすい選択です。
スーツの内ポケットに入れて持ち運ぶことが多く、厚みのない形と落ち着いた色が扱いやすいためです。

例えば、台付きや爪付きは厚みが出るため内ポケットでは胸元がふくらみますが、薄手の金封ふくさなら収まりやすくなります。
バッグを持たない方は、留め具のない薄いものを選ぶと上着のシルエットにも響きません。

売り場では、メンズ用や男女兼用と書かれた商品から探すと見つけやすくなります。
色は濃い紫、形は薄い金封ふくさという2点で絞り込みましょう。

おしゃれ・かわいい袱紗は弔事でも使えるかで線を引く

デザイン性のある袱紗を選ぶときは、葬儀の場に持っていけるかどうかを基準にしましょう。
慶弔両用として使う以上、華やかさが弔事の場で浮いてしまうと、1枚で済ませる利点がなくなるためです。

  • 両用にしやすい例:無地のちりめん、同系色の地紋、西陣織の細かな織り柄
  • 慶事専用にしたい例:レースやリボン、パール付き、鶴や松竹梅など縁起物の刺繍

例えば、シビラやポール&ジョーなどのファッションブランドからも袱紗が販売されています。
ブランド品でも、色と装飾がこの基準に収まっていれば両用にできます。
見た目で選びたい方は、飾りではなく素材の質感や織りで個性を出すと、どちらの席でも品よく見えます。

素材と価格帯で選ぶ

袱紗の価格は、おもに素材で決まります。
同じ形でも、ポリエステルか正絹(絹100%)かで、手触りと発色、耐久性が変わるためです。

素材特徴向いている人
ポリエステル(ちりめん調)手頃でしわになりにくい初めての1枚、出番が少ない方
レーヨンしぼ(凹凸)がはっきり出るが水に弱い風合いを重視する方
正絹光沢と深い発色があり長く使える贈り物や一生ものを探す方

例えば、通販ではポリエステル製は1,000円台から、正絹は数千円から1万円を超えるものまで見られます。
年に1〜2回の出番ならポリエステル製で十分で、親族の式が続く年代に入ったら正絹へ買い替える選び方もあります。

慶弔両用の袱紗はどこで買う?

慶弔両用の袱紗はどこで買う?

選ぶ基準が固まったら、最後に購入先を確認します。
袱紗は専門店でなくても手に入り、急ぎかどうかと予算、実物を見たいかどうかで買う場所が変わります。
ここでは、前章の選び方を踏まえて3つの購入先を取り上げます。

  • 100均(100円ショップ)
  • ロフトなどの雑貨店・百貨店・紳士服店
  • 楽天市場やAmazonなどの通販

式まで日数がある方は通販、前日や当日の方は実店舗と考えると選びやすくなります。
それぞれの特徴と向いている人を順に見ていきましょう。

100均は急ぎのときの選択肢になる

式の直前に気づいた場合は、100均の袱紗が現実的な選択肢になります。
店舗数が多く、仕事帰りや当日の移動中でも立ち寄りやすいためです。

お仏壇のはせがわは、袱紗の購入先として仏壇・仏具店や百貨店の礼服売り場、文房具店、紳士服店に加え、100円均一の店や大型雑貨店を挙げています。
ただし、色や在庫は店舗ごとに異なり、紫が置かれていない場合もあります。
見つけたら紫の金封ふくさを選び、余裕ができた段階で長く使える1枚に買い替えると無駄がありません。

出典:お仏壇のはせがわ「香典を入れる袱紗(ふくさ)とは?形や色の種類、包み方、渡し方を解説」

ご祝儀袋もまだ用意できていない方に向けて、コンビニや100均での取扱いを別記事にまとめました。ぜひ、参考にしてみてください。

▼関連記事

【当日でも間に合う】ご祝儀袋はどこで買える?コンビニ・100均・無印の取扱いと選び方

ロフトなどの雑貨店・百貨店・紳士服店は実物を見て選べる

色味や質感を確かめて買いたい方は、実店舗が向いています。
紫は画面と実物で印象が変わりやすく、濃さや光沢を自分の目で確認できるためです。

  • ロフトなどの大型雑貨店:デザイン性のあるものが見つかりやすい
  • 百貨店の礼服売り場:正絹など上質なものを相談しながら選べる
  • 紳士服店・仏具店:礼服や数珠と一緒にそろえられる

例えば、礼服を新調するタイミングで同じ売り場の袱紗を合わせて買えば、買い忘れを防げます。
取扱いの有無は店舗によって違うため、来店前に電話で在庫を確かめておくと確実です。

通販は色とデザインの選択肢が多い

種類の多さで選ぶなら、通販がもっとも探しやすい購入先です。
実店舗では数種類に限られる色や素材が、通販では1つの画面で比べられるためです。

例えば、楽天市場やAmazonで「袱紗 慶弔両用」と検索すると、無地のちりめんからマグネット付き、リバーシブル、箱入りのセットまで並びます。
ハンドメイドの一点ものを探すなら、Creema(クリーマ)も候補になります。

注文の前に、届くまでの日数と色の説明を確認しておきましょう。
式の1週間前までに頼んでおくと、色が想像と違った場合にも買い直す時間を確保できます。

慶弔両用の袱紗に関するよくある疑問

慶弔両用の袱紗に関するよくある疑問

最後に、ここまでの章で触れきれなかった疑問をまとめて確認します。
慶弔両用の袱紗を調べている方からは、持っていない場合の対処や必要な枚数、手作りできるかどうかといった疑問がよく挙がります。
取り上げるのは、次の3つの疑問です。

  • 袱紗がないときはハンカチで代用できるのか
  • 慶事用と弔事用を2枚持つべきか
  • 袱紗は手作りできるのか

いずれも、知っておくと式や葬儀の直前に慌てずに済む内容です。
気になる項目から順に読んでみてください。

袱紗がないときはハンカチで代用できるのか

袱紗が用意できなかったときは、ハンカチや小さな風呂敷で代用できます。
袱紗の役割は金封を守って丁寧に持参することにあり、布で包めばその役目は果たせるためです。

例えば、結婚式なら白や明るい色の無地、葬儀なら紺やグレー、黒の無地のハンカチを選びます。
タオル地や派手な柄物は避け、アイロンをかけたものを使うと見た目も整います。

包み方は袱紗と同じで、結婚式は右開き、葬儀は左開きになるようにたたみます。
むき出しで持っていくより包んだほうが丁寧なので、手持ちの布で落ち着いて対応しましょう。

慶事用と弔事用を2枚持つべきか

参列の機会が年に数回までなら、慶弔両用を1枚持てば足ります。
濃い紫であればどちらの場でも失礼にあたらず、保管や持ち出しの手間も1枚分で済むためです。

一方で、結婚式では華やかなものを使いたい方や、親族として改まった席に出る機会が増えた方は、慶事用と弔事用を分けると場に合わせやすくなります。
慶弔の2枚セットや、1枚で色を切り替えられるリバーシブルも選択肢です。

まず両用を1枚そろえ、出番が増えてから買い足す順番にすると、無駄な出費を抑えられます。
最初の1枚は、濃い紫の金封ふくさを基準に選びましょう。

袱紗は手作りできるのか

風呂敷タイプの袱紗であれば、手作りも可能です。
正方形の布の端を始末するだけの構造で、型紙や特別な道具を必要としないためです。

例えば、紫のちりめん生地を45cm四方ほどに2枚裁ち、中表に縫い合わせて表に返せば、裏地つきの袱紗になります。
表と裏で色を変えれば、リバーシブルとしても使えます。

ただし、金封ふくさは芯材やポケットが必要で、難度が上がります。
裁縫に慣れていない方や式まで日数がない方は、市販品を選ぶほうが確実です。

まとめ:慶弔両用の袱紗は濃い紫の1枚から始めよう

まとめ:慶弔両用の袱紗は濃い紫の1枚から始めよう

慶弔両用の袱紗は、濃い紫を選び、結婚式では右開き、お葬式では左開きに持ち替えるだけで、1枚でどちらの場面にも対応できます。
本記事の要点は次のとおりです。

  • 色は濃い紫が基本で、紺やグレーは結婚式では受け止め方が分かれる
  • 形は金封ふくさが扱いやすく、改まった席では包むタイプが合う
  • 向きは慶事が右開き、弔事が左開きで、無地なら上下を返すだけで切り替えられる
  • 急ぎなら100均、じっくり選ぶなら雑貨店や通販が向いている

袱紗は、一度そろえれば長く使える持ち物です。
次の予定が決まった段階で1枚用意しておけば、急な知らせが届いた日にも落ち着いて準備を進められます。

比較ランキングを見る