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結婚式の会費制とは?ご祝儀なしで失礼にならない会費の渡し方と相場がわかる

目次
  1. この記事でわかること
  2. 結婚式の会費制とは?ご祝儀制との違い
  3. 会費制の結婚式にご祝儀はいらない?
  4. 会費制の結婚式での会費の渡し方
  5. 会費制の結婚式の会費相場
  6. 北海道の結婚式が会費制なのはなぜ?
  7. 新郎新婦が会費制を選ぶメリット・デメリット
  8. 会費制の結婚式でよくある質問
  9. まとめ

会費制の結婚式に招待されたものの、
「会費のほかにご祝儀も包まないと失礼なのか分からない」
「会費はご祝儀袋や封筒に入れるのか、そのまま渡すのか迷う」
「北海道の式に呼ばれたけれど、地元のしきたりが分からない」

このようなお悩みを持っていませんか?

会費制の結婚式では、決められた会費を受付で払えばお祝いの気持ちは十分に伝わります。
本記事では、ご祝儀制との違い、ご祝儀がいらない理由とお祝いを足すときの相場、会費の包み方や新札の準備、北海道の事情までを解説します。
読み終えるころには、招待状に書かれた会費を前に、何をどう用意すればよいかを迷わず決められます。

この記事でわかること

  • 結婚式の会費制の仕組みとご祝儀制との違い
  • 会費制でご祝儀がいらない理由と、お祝いを足すときの相場
  • 会費の渡し方と、ご祝儀袋・封筒・新札の準備
  • ゲストの会費相場と新郎新婦の自己負担
  • 北海道の結婚式が会費制になっている理由
  • 新郎新婦が会費制を選ぶメリット・デメリットと注意点
  • 引き出物・お車代・服装のよくある疑問

結婚式の会費制とは?ご祝儀制との違い

結婚式の会費制とは?ご祝儀制との違い

冒頭のお悩みに答えるために、まずは会費制という形式そのものを整理しておきましょう。
招待状に「会費制」と書かれていても、普段なじみのある結婚式とどこが違うのかは分かりにくいものです。

  • 会費制はゲストが決まった金額を払って祝う形式
  • ご祝儀制との違いは金額の決め方と引き出物の有無
  • 会費制の披露宴と二次会は別物として考える

この3つが分かると、後半で扱うご祝儀の要否や会費の渡し方にも迷わず判断がつきます。
とくに3つ目は招待状の名称だけでは見分けにくいので、自分が呼ばれた会と照らし合わせながら読み進めてください。

会費制はゲストが決まった金額を払って祝う形式

会費制の結婚式とは、新郎新婦が事前に決めた一律の金額を、ゲストが受付で払って参加する形式です。
ゲストが金額を自分で考えるご祝儀制と違い、誰が出席しても払う額が同じになるよう、新郎新婦が料理や会場の費用から逆算して決めているためです。

たとえば招待状に「会費 15,000円」と書かれていれば、友人でも同僚でもその金額を受付で払えば準備は整います。
会費制は披露宴だけでなく、1.5次会や海外挙式後のお披露目パーティーでもよく使われます。
招待状に金額が書かれているかどうかを、会費制かを見分ける手がかりにしましょう。

ご祝儀制との違いは金額の決め方と引き出物の有無

会費制とご祝儀制の大きな違いは、ゲストが払う金額を誰が決めるかと、お返しの考え方の2点です。
ご祝儀制は新郎新婦が料理や引き出物でもてなし、ゲストがご祝儀で応える形のため、金額も内容も厚くなりやすいからです。

違いを表にまとめると、次のとおりです。

項目会費制ご祝儀制
ゲストが払う金額新郎新婦が決めた一律の会費ゲストが関係性で決める
払い方受付で現金を渡すご祝儀袋に入れて渡す
引き出物なし、またはプチギフト引き出物と引菓子が多い
雰囲気カジュアル〜セミフォーマルフォーマル

招待状に会費の記載があれば会費制、なければご祝儀制と考えて準備を進めましょう。

会費制の披露宴と二次会は別物として考える

会費制の披露宴と結婚式の二次会は、会費を払う点は同じでも、位置づけの違う会として扱いましょう。
会費制の披露宴は新郎新婦にとっての「本番の結婚式」であり、親族や職場の上司が出席することも多いためです。

二次会の会費は数千円〜1万円程度で、披露宴に出たゲストが続けて参加する場として開かれます。
一方で会費制の披露宴は1万円を超える会費が多く、挙式や親族紹介を含むこともあります。
招待状に「披露宴」「1.5次会」とあれば、二次会より一段きちんとした装いで臨んでください。

二次会だけに招待されたときのご祝儀や会費の払い方は、別記事で場面ごとに整理しています。合わせてご覧ください。

▼関連記事

結婚式二次会にご祝儀はいらない|会費の渡し方とお祝いしたいときの相場

会費制の結婚式にご祝儀はいらない?

会費制の結婚式にご祝儀はいらない?

会費制の仕組みが分かったところで、ゲストがもっとも気になる「ご祝儀は別に必要か」を整理します。
結論から言えば、会費を払えばご祝儀は基本的に用意しなくて構いません。
ここでは、次の3つの観点から考え方をまとめます。

  • 会費制ならご祝儀は基本いらない
  • 会費とは別にお祝いを贈りたいときの相場
  • お祝いは受付ではなく別のタイミングで渡す

親しい友人や、自分の式でご祝儀をもらった相手の場合は、会費だけでは物足りなく感じることもあるでしょう。
その場合の金額と渡し方も、あわせて確認してください。

会費制ならご祝儀は基本いらない

会費制の結婚式では、会費とは別にご祝儀を包む必要はありません。
会費は料理や飲み物、会場費などを見込んで設定されており、会費を払うこと自体がお祝いを兼ねているためです。

招待状に「ご祝儀はご辞退申し上げます」と書かれている場合もあり、その場合は新郎新婦が会費だけで祝ってほしいと考えています。
受付で会費とは別にお金を出すと、係を務める友人がどう扱えばよいか困り、集計にも手間がかかってしまいます。
会費をきちんと用意して出席することが、会費制の式でいちばん喜ばれる祝い方です。

会費とは別にお祝いを贈りたいときの相場

親しい友人や、自分の式でご祝儀をもらった相手には、会費とは別にお祝いを贈っても失礼にはなりません。
少額のお祝いを添えることで、会費だけでは伝えきれない感謝を表せるためです。

金額は、会費と合わせても一般的なご祝儀の相場を大きく超えない範囲にとどめると、相手も受け取りやすいでしょう。

  • お祝い金:5,000円〜1万円程度
  • プレゼント:3,000円〜1万円程度の消えものや実用品

会費1万5,000円なら1万円を足しても合計2万5,000円で、無理のない範囲に収まります。

友人の結婚式でご祝儀を包むときの金額の考え方は、下記の記事で関係性ごとの早見表にまとめています。ぜひ、参考にしてみてください。

▼関連記事

【早見表つき】友達の結婚式のご祝儀は3万円が基本|1万・2万はあり?ケース別の正解を解説

お祝いは受付ではなく別のタイミングで渡す

会費とは別のお祝いは、当日の受付に預けず、式の前後に新郎新婦へ直接届けましょう。
受付は会費を集める場として準備されており、想定外のお金が混ざると係の友人が管理に困るためです。

渡し方は、次のどれかを選ぶと安心です。

  • 式の前に会えるなら、ご祝儀袋に入れて手渡しする
  • 会えなければ現金書留で新居に送る
  • プレゼントは式の後に配送で届ける

たとえば式の1〜2週間前に食事に誘えば、荷物にならず二人とゆっくり話もできます。
当日どうしても渡したい場合も、受付ではなく新郎新婦と話せる場面を選んでください。

手渡しするときの言葉やふくさの扱いは、こちらの記事にまとめています。こちらもぜひチェックしてみてください。

▼関連記事

【当日でも間に合う】ご祝儀の渡し方 受付の流れ・言葉・ふくさなしの代用まで

会費制の結婚式での会費の渡し方

会費制の結婚式での会費の渡し方

ご祝儀がいらないと分かったら、次は当日の受付で会費をどう渡すかを決めましょう。
会費の渡し方には、そのまま渡す場合と袋に入れる場合があり、お札の準備にも気をつけたい点があります。

  • 会費は受付で財布から出して渡すのが基本
  • ご祝儀袋や封筒に入れるのは招待状に指定があるとき
  • 封筒やご祝儀袋に入れるときの書き方
  • 会費は新札で用意しお釣りが出ないようにする

どれも前日までに準備できることばかりです。
招待状を手元に置きながら、自分が当てはまる方法を確認してください。

会費は受付で財布から出して渡すのが基本

会費制の結婚式では、会費を袋に入れず、受付で財布から出してそのまま渡すのが基本です。
受付では多くのゲストの会費をその場で数えて確認するため、袋から出す手間がないほうが係の負担が軽くなるためです。

当日は受付で「本日はおめでとうございます」と一言添え、名前を伝えてから会費を差し出しましょう。
お札は向きをそろえ、長財布に入れておくと、折れずにきれいな状態で出せます。
袋に入れなくても、お札の扱いと一言の挨拶が整っていれば失礼にはあたりません。

ご祝儀袋や封筒に入れるのは招待状に指定があるとき

会費をご祝儀袋や封筒に入れるのは、招待状に「封筒に入れてお持ちください」などの指定があるときです。
指定がないのに袋へ入れると、受付で開封する手間が増えてしまうためです。

指定がある場合や、そのまま出すのに抵抗がある場合は、次のように使い分けましょう。

状況入れるもの
「ご祝儀袋で」とある水引が印刷された簡易なご祝儀袋
「封筒に入れて」とある白無地の封筒
指定はないが気になる白無地の封筒に入れ、受付で中身を出す

会費には高価なご祝儀袋は不要なので、簡素なものを選んでください。

ご祝儀袋の購入先は、下記の記事でコンビニや100均の取扱いと合わせて紹介しています。気になる方はのぞいてみてください。

▼関連記事

【当日でも間に合う】ご祝儀袋はどこで買える?コンビニ・100均・無印の取扱いと選び方

封筒やご祝儀袋に入れるときの書き方

会費を封筒やご祝儀袋に入れる場合は、表に自分の名前、裏または中袋に金額を書いておきましょう。
受付は短時間で多くの会費を受け取るため、名前と金額があれば誰からいくら受け取ったかをすぐ確認できるからです。

書き方の基本は次のとおりです。

  • 表面:中央に「会費」または「御祝」、その下にフルネーム
  • 裏面または中袋:「金壱萬伍阡圓」のように金額を記入
  • 筆記具:筆ペンが基本で、なければ黒のサインペン

白無地の封筒なら「会費」、ご祝儀袋なら「御祝」と書けば、受付の係にもひと目で用途が伝わります。

ご祝儀袋の中袋の書き方やお札の入れ方は、記入例つきで解説した別記事があります。準備の前に目を通してみてください。

▼関連記事

【記入例つき】結婚祝いのし袋の書き方|中袋・お金の入れ方まで迷わず仕上がる

会費は新札で用意しお釣りが出ないようにする

会費は新札(ピン札)で、お釣りが出ないよう金額ぴったりに用意するのがマナーです。
新札は結婚を前もって楽しみに準備していたという気持ちの表れとされ、ぴったりの金額は受付の手間を減らす気づかいになるためです。

新札は銀行の窓口や両替機で手に入りますが、土日は窓口が閉まっているため、前週の平日までに用意しておきましょう。
間に合わない場合は、なるべく折り目や汚れの少ないお札を選び、アイロンを低温で当ててしわを伸ばす方法もあります。
会費1万5,000円なら、1万円札1枚と5千円札1枚を準備しておくと、受付で慌てずに済みます。

会費制の結婚式の会費相場

会費制の結婚式の会費相場

渡し方の準備が整ったら、会費の金額そのものにも目を向けておきましょう。
ゲストとして招かれた人は会費が妥当か、新郎新婦は会費をいくらに設定すべきかが気になるところです。

  • ゲストの会費は1万〜2万円の範囲が目安
  • 会費の中身は料理と飲み物でほぼ埋まる
  • 新郎新婦の自己負担はゼロにならない

実際に会費制で式を挙げた人の声と全国のデータをもとに整理しています。
金額の背景まで知っておくと、会費を払う側も決める側も納得して準備を進められます。

ゲストの会費は1万〜2万円の範囲が目安

会費制の結婚式でゲストが払う会費は、1万円〜2万円の範囲で設定されることが多いようです。
ご祝儀の相場より低く抑えつつ、披露宴にふさわしい料理と飲み物を用意できる金額が、この範囲に当たるためです。

結婚式の口コミサイトでは、実際の会費として次のような金額が挙がっています。

  • 会費1万円(コース料理と飲み放題、プチギフト)
  • 会費1万5,000円(料理と飲み物、プチギフト)
  • 会費1万3,000円〜1万8,000円で検討

いずれも1万円台に収まる傾向で、内容に合わせて金額を調整している点が共通しています。
招待状の会費がこの範囲なら、一般的な水準と考えてよいでしょう。

会費の中身は料理と飲み物でほぼ埋まる

会費制の会費は、ほとんどが料理と飲み物の代金に充てられていると考えてよいでしょう。
会費制は「ゲストが自分の飲食分を払って祝う」考え方が土台にあり、衣装や装花の費用は会費に含めない形が多いためです。

会費制で式を挙げた人の口コミでは、会費の内訳が次のように紹介されています。

会費料理飲み物プチギフトなど
1万円7,000円3,000円500円
1万5,000円1万2,600円4,200円500円

どちらも会費のほぼ全額が料理と飲み物で消えています。
新郎新婦が会費を決めるときは、料理と飲み物の単価から逆算すると、ゲストに見合った金額にできます。

出典:みんなのウェディング「会費制結婚式は損ですか?得ですか??」

新郎新婦の自己負担はゼロにならない

会費制にしても、新郎新婦の自己負担がなくなるわけではありません。
会費は料理と飲み物でほぼ使い切るため、衣装や写真、装花の費用は新郎新婦が持つためです。

リクルート ブライダル総研の調査では、カップルの自己負担額は全国平均161.3万円、会費制が主流の北海道でも平均138.7万円でした。
口コミでも「トータル200万強のうち130万くらいはこちらの負担」という声があり、会費制でも予算の準備は欠かせません。

出典:

リクルート ブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」

(郵送調査/『ゼクシィ』読者・会員で前年度に挙式・披露宴をした3,656人)

費用の分け方で迷ったら、下記の関連記事で負担割合の決め方を確認できます。話し合いの前にぜひ読んでみてください。

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結婚式費用は誰が出す?負担割合の決め方と親・両家でもめない話し合い方

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北海道の結婚式が会費制なのはなぜ?

北海道の結婚式が会費制なのはなぜ?

会費相場や自己負担のデータを見ると、会費制が主流の地域として北海道の名前が必ず挙がります。
北海道では会費制がごく一般的で、ほかの地域から招かれたゲストが戸惑う場面も少なくありません。

  • 北海道では会費制が主流でご祝儀は基本いらない
  • 北海道の会費制は開拓時代の助け合いから始まった
  • 北海道は総額も自己負担も全国より低い
  • 北海道でも親族や渡し方は確認しておく

北海道の式に招かれた人も、北海道出身のパートナーと式を考えている人も、地域の事情を知っておくと準備に迷いません。
数字で見た全国との違いも、あわせて紹介します。

北海道では会費制が主流でご祝儀は基本いらない

北海道の結婚式は会費制が主流で、ゲストは会費を払えばご祝儀を別に用意する必要はありません。
地域の慣習として会費制が根づいており、新郎新婦もゲストも会費だけで祝う形を前提に準備しているためです。

ゼクシィの北海道向け記事でも、北海道の結婚式は「会費制で(基本)ご祝儀ナシ」と紹介されています。
本州から北海道出身の友人の式に招かれた場合でも、招待状に書かれた会費を受付で払えば十分です。
ほかの地域の感覚でご祝儀を包んでいくと受付を困らせてしまうので、会費だけを用意して出かけましょう。

出典:ゼクシィ「北海道花嫁はどんな式を挙げてる?~相場・特徴・トレンド徹底解説~」

北海道の会費制は開拓時代の助け合いから始まった

北海道で会費制が広まった背景には、周囲の人たちが新郎新婦を支えてきた歴史があるとされています。
暮らしに余裕のない時代、独り立ちする二人のために周りがお金を出し合ってお祝いの場を設けたことが始まりと伝えられているためです。

ゼクシィの北海道向け記事でも、会費制は「経済面でもこれから独り立ち!という新郎新婦のために、ゲストがふたりをお祝い(支援)するところから始まっています」と説明されています。
かつての「発起人制度」も、現在はほぼ見られなくなったそうです。
会費制は手抜きではなく、地域に根づいた祝い方だと受け止めてください。

出典:ゼクシィ「北海道花嫁はどんな式を挙げてる?~相場・特徴・トレンド徹底解説~」

北海道は総額も自己負担も全国より低い

会費制が主流の北海道では、結婚式の総額も新郎新婦の自己負担も全国平均より低くなっています。
料理と飲み物を会費の範囲に収める会費制は、引き出物や演出を厚くするご祝儀制より費用が膨らみにくいからです。

北海道と全国を比べると次のとおりです。

項目北海道全国(推計値)
挙式・披露宴の総額221.5万円343.9万円
招待客一人当たりの費用6.4万円8.6万円
招待客人数50.5人52.0人
自己負担額138.7万円161.3万円

招待客数はほぼ同じでも総額に100万円以上の差があり、大人数で費用を抑えたい二人の参考になります。

出典:リクルート ブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」

(郵送調査/北海道の集計数237人・結婚前の妻の居住地で区分)

北海道でも親族や渡し方は確認しておく

北海道の会費制の式でも、親族として出席する場合や会費の渡し方は、事前に確認しておくと安心です。
親族は会費とは別にお祝いを包むことがあるなど、立場や家ごとの慣習によって考え方が変わる場合があるためです。

確認しておきたいのは、次の3点です。

  • 親族として出席する場合に、会費のほかにお祝いを包むか
  • 会費をそのまま渡すか、封筒に入れるか
  • 新札を用意するか

迷ったときは、新郎新婦や同じ立場で出席する家族に一言聞いておくと、当日に慌てずに済みます。
とくに本州から親族として出席する場合は、両家の親同士で足並みをそろえておくと安心です。

新郎新婦が会費制を選ぶメリット・デメリット

新郎新婦が会費制を選ぶメリット・デメリット

北海道の例のように、会費制は費用を抑えながら大人数で祝える形でもあり、新郎新婦にとっても選ぶ価値があります。
一方で、ゲストへの説明や両家の調整など、事前に知っておきたい注意点もあります。

  • メリットはゲストの負担が軽く収支が読みやすいこと
  • デメリットは会費制を知らないゲストへの説明が要ること
  • 両家で会費制とご祝儀制の地域が分かれるときの決め方
  • 招待状で会費と服装をはっきり伝える

会費制を検討している二人は、メリットとデメリットを比べたうえで、両家と話し合う材料にしてください。
とくに出身地が違う二人は、3つ目の項目を先に確認しておくと、後からもめずに済みます。

メリットはゲストの負担が軽く収支が読みやすいこと

会費制のメリットは、ゲストの金銭的な負担を軽くしながら、新郎新婦も収支を事前に見積もりやすい点にあります。
ゲストは1万円台の会費で参加でき、新郎新婦は「会費×人数」で入る金額が確定するため、予算を組み立てやすいからです。

主なメリットを、ゲストと新郎新婦に分けて整理します。

立場メリット
ゲストご祝儀の相場より負担が軽く、金額で迷わない
新郎新婦収入が確定するので予算を立てやすい
新郎新婦友人を中心に大人数を招きやすい
新郎新婦形式にとらわれない演出を選びやすい

友人を多く招いて気軽に祝ってもらいたい二人には、会費制が合っていると言えます。

デメリットは会費制を知らないゲストへの説明が要ること

会費制のデメリットは、会費制になじみのないゲストに、仕組みを丁寧に説明する必要がある点です。
地域や世代によっては会費制を知らない人もおり、説明が足りないと失礼に感じさせるおそれがあるためです。

たとえば、次のような点に注意しましょう。

  • 祖父母や上司など年配のゲストには、招待状の前に電話で一言伝える
  • 会費を安くしすぎると、料理や内容に物足りなさを感じさせる
  • 引き出物を省くと、ご祝儀制に慣れたゲストが戸惑うことがある

会費制そのものが失礼なのではなく、説明が足りないことが誤解を生みます。
招待状と口頭の両方で伝えておけば、ほとんどの不安は防げるでしょう。

両家で会費制とご祝儀制の地域が分かれるときの決め方

出身地で会費制とご祝儀制の慣習が分かれる場合は、どちらに合わせるかを両家で先に決めておきましょう。
片方の家には当たり前の形式が、もう片方には「聞いたことがない」形式になり、直前に反対が出ることがあるためです。

相談サイトには、新婦側の両親は会費制を譲れず、新郎側は地元で会費制は受け入れられないと主張する相談が寄せられていました。
回答には、新婦側ゲストにだけ事情を伝え、会費をご祝儀袋に入れて持参してもらう案もありました。
式を挙げる地域の慣習を基準にし、もう一方の家のゲストには招待状と口頭で説明すると、両家の納得を得やすくなります。

出典:ウエディングパーク「会費制の披露宴について」

招待状で会費と服装をはっきり伝える

会費制の結婚式では、招待状に会費の金額と服装の目安をはっきり書いておくことが欠かせません。
ゲストは招待状を見てご祝儀の要否や装いを判断するため、書かれていない情報があると迷いが生まれるからです。

招待状に書いておきたい項目は次のとおりです。

  • 会費の金額(例:会費 15,000円)
  • 「ご祝儀はご辞退申し上げます」の一文
  • 会費の渡し方(当日受付でお支払いください、など)
  • 服装の目安(平服でお越しください、など)

この4点がそろっていれば、ゲストは当日までに迷わず準備できます。

Web招待状の送り方とサービス比較は、こちらの記事にまとめています。ぜひ合わせてこちらもご覧ください。

▼関連記事

【比較表つき】結婚式のWeb招待状おすすめ5選と失礼にならない送り方

会費制の結婚式でよくある質問

会費制の結婚式でよくある質問

招待状の書き方まで押さえたら、最後にここまでの章で扱いきれなかった疑問をまとめて取り上げます。
新郎新婦が準備で迷いやすい点と、ゲストが当日の装いで迷いやすい点を中心に、次の3つを選びました。

  • 会費制でも引き出物は用意する?
  • 遠方ゲストのお車代は必要?
  • 会費制の結婚式にふさわしい服装は?

どれも、会費制ならではの「どこまで用意するか」に関わる疑問で、ご祝儀制の感覚のままだと判断を誤りやすい項目です。
自分に当てはまる項目から確認して、準備の抜けを防いでください。

会費制でも引き出物は用意する?

会費制の結婚式では、引き出物は用意しないか、プチギフト程度にとどめるのが一般的です。
会費はゲスト自身の飲食分として払ってもらう考え方のため、ご祝儀へのお返しにあたる引き出物を用意する前提がないからです。
ただし、会費を2万円近くに設定する場合や、年配の親族が多い場合は、簡単な記念品を用意すると喜ばれます。

会費の目安用意するもの
1万円前後プチギフト(数百円程度のお菓子など)
1万5,000円〜2万円プチギフトか、1,000円程度の記念品

会費とのバランスを見て、ゲストが負担に感じない範囲で決めましょう。

遠方ゲストのお車代は必要?

会費制の結婚式でも、遠方から来てもらうゲストには、交通費の一部をお車代として用意するのが望ましいでしょう。
会費制はゲストの負担を軽くするための形式であり、遠方のゲストだけが交通費で大きな負担を抱えると、その趣旨に合わなくなるためです。

お車代の考え方は次のとおりです。

  • 交通費の半額〜全額を目安に包む
  • 宿泊が必要なら、ホテルを手配して費用を負担する方法もある
  • 渡すのは受付時か、式の終わりに新郎新婦の親から

たとえば往復2万円の交通費がかかるゲストなら、半額の1万円から全額の2万円までの範囲で考えるとよいでしょう。
金額は相手との関係や距離で変わるので、両家で相談して決めてください。

会費制の結婚式にふさわしい服装は?

会費制の結婚式でも、服装は一般的な披露宴に準じたきちんとした装いを選びましょう。
会費制はカジュアルなイメージを持たれがちですが、会場はホテルや式場も多く、親族や上司が出席する場合もあるためです。

レストランの会でも、女性は膝丈のワンピースにボレロ、男性はダークスーツにネクタイを合わせれば浮くことはありません。
招待状に「平服で」とあっても、普段着ではなく、少しカジュアルなお呼ばれ服という意味だと考えてください。
白いドレスや露出の多い服、デニムやスニーカーは、会費制でも避けるのがマナーです。

参列する日の流れと服装の基本は、下記の別記事で初めての人向けにまとめています。当日の準備にお役立てください。

▼関連記事

結婚式に参列するときの基本マナー|初めてでも当日の流れから服装まで迷わない

まとめ

まとめ

会費制の結婚式は、新郎新婦が決めた会費を受付で払って祝う形式で、ゲストはご祝儀を別に用意する必要はありません。
会費の渡し方や新札の準備を押さえておけば、当日も落ち着いて受付を済ませられます。

本記事のポイントを振り返ります。

  • 会費制はゲストが一律の会費を払う形式で、ご祝儀制とは金額の決め方と引き出物の有無が違う
  • 会費を払えばご祝儀はいらず、お祝いを足すなら受付ではなく別のタイミングで渡す
  • 会費は指定がなければそのまま渡し、新札でお釣りが出ない金額を用意する
  • 会費は1万円台に収まることが多く、新郎新婦の自己負担はゼロにならない
  • 北海道では会費制が主流で、総額も自己負担も全国より低い

招待状が届いたら、まず会費の金額と渡し方の指定を確認し、新札の準備から始めてみてください。
会費制を検討している二人は、両家の慣習を確かめたうえで、招待状で会費と服装をはっきり伝えましょう。

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